来季F1確実(?)のブエミ、「チームメイトはバトンがいい」
ヘレス・サーキットで行われたオフテストでこれまで5日連続トップタイムと、ライバルとみられる佐藤琢磨やセバスチャン・ボーデを凌駕し続けるスイスの新鋭セバスチャン・ブエミ(19歳)が、「チームメイトはバトンがいい」と、日本のファンには微妙な発言を地元スイスの『ブリック』紙で語っている。
S.Buemi & F.Tost (C)Scuderia Toro Rosso
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「これまでのテストで僕は着実にラップタイムを改善しているし、来季F1にステップアップする資格は十分にみせられたと思っている。
もちろんまだトロ・ロッソからそう告げられた訳ではないけれど、もしも僕が来季このチームで走ることになるのなら、チームメイトには強いドライバーを望んでいるよ。
それはもちろんジェンソン・バトンのことだけど、ね」
同チームのフランツ・トスト代表はかねて来季のドライバーには「ベテランと若手の組み合わせがいい」としていて、もしブエミがシートの一つを獲得するならば、これまではボーデの継続より佐藤の起用のほうが有力とみられていた。
しかしここに来てホンダ・チームが瓦解、優勝経験もあるバトンがドライバー市場に出るとなると佐藤にとって困難な状況になりかねないようだ。
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