モンテツェモロ氏、「F1の危機、乗り越えた」
フィアット/フェラーリ・グループの総帥というよりは、今回F1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)の代表として活躍したルカ・モンテツェモロ氏が、「われわれはF1の危機を脱した」と、自らの功績を自賛した。
Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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これは、F1コスト削減の目的のため、FIA(国際自動車連盟)のマックス・モズレー会長が主導した『F1統一エンジン案』の成立をギリギリで妨げたもの。
「もし統一エンジンが強行されていたならば、われわれの中の4つ、あるいは5つのチームがこの競技から去る結果となっていたことだろう。
そしてそれは、すなわちフォーミュラワンというものの終焉を意味することになった筈だ。
しかしわれわれはこれを解決することに成功した。
これは同時に、これまでモズレーとエクレストンだけが支配してきたF1というものからの脱却でもあると言えよう。
今後F1のコストは、これまでと比べ半分程度まで削減されることだろう」
同氏はまた現在世界的に自動車メーカーを襲う販売不振について、「フェラーリは数年先まで予約で埋まっているよ」と、強気の姿勢をみせた。
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