トヨタ社長、再度「F1からの撤退はない」明言
世界一優良な自動車メーカーとみられていたトヨタ自動車が、22日(月)今期の営業見込みを赤字に修正予想したことが大きなニュースとなっているが、同社の渡辺捷昭社長はこの席でもF1からの撤退はないことを強調した。
渡辺捷昭/トヨタ自動車社長 (C)Panasonic Toyota Racing
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それによれば若者が強い関心を持つモータースポーツは、トヨタのブランドをこれまでの保守的なものから転換することに役立っており、そのイメージを今後も大切にしていきたいとのこと。
したがって当面F1からトヨタが撤退することはないとしながらも、しかし折りからの経営危機からこれまでのようなレベルでの資金投入は難しいとして、やはりコスト削減は重要なポイントになるとの見通しを示した。
外紙の一部には、トヨタがF1チームコスト削減のため高給のトゥルーリとの契約を解除し、小林可夢偉を起用する、との憶測まで流れているようだ。
なおこれまでFIA(国際自動車連盟)の世界選手権に参戦する日本の自動車メーカーとしては、F1からホンダが、WRCからはスズキとスバルが相次いで突然の撤退を表明し、世界から厳しい目でみられているのが実情だ。
(両シリーズで残るのはトヨタだけとなった)
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