フェラーリ総帥、再びポイント・システムに異議
ブラジルGPでの劇的な最終ラップの攻防により2008年のシリーズ・チャンピオンはマクラーレン・チームのルイス・ハミルトンの頭上に輝いたが、こうした現在のポイント・システムについてフィアット/フェラーリ・グループの総帥ルカ・モンテツェモロ社長が再び異議を唱えている。
Luca di Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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現在1位(10点)と2位(8点)との間にはわずか2点の差しかないが、このシステムではレースに優勝するという価値が著しく損なわれているというもの。
F1のポイント・システムは数多くの変遷を経ているが、現行の8位まで入賞以前の6位までの時期(1991-2002)は1位(10点)、2位(6点)で4点もの差があった。
(それ以前は1位9点、2位6点)
今シーズン、マッサの6勝に対しハミルトンは5勝で、モンテツェモロ社長は「より多くの勝利を上げたドライバーのほうがチャンピオンにふさわしいのが当然。
現行のポイントではレースの魅力を著しく阻害する」と、イタリアの『ラ・スタンパ』紙で述べている。
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