売却のベルガー氏、「来季トロ・ロッソの場所ない」
今シーズン、本家レッドブル・レーシングを凌ぐ目覚ましい活躍をみせながら保有するトロ・ロッソの株式を手放す決断をしたゲルハルト・ベルガー氏は、その理由を次のように英誌で明らかにした。
Gerhard Berger (C)Scuderia Toro Rosso
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「今シーズン、トロ・ロッソが念願の初勝利を記録すると共にコンストラクターズ・ランキングで6位に躍進することができたことは、チームを率いてきた自分の誇りとなるものだ。
しかし、来シーズンの新しいF1レギュレーションは、ウチのような小さなチームを必要としていない。
われわれのような小さなチームがさらに進歩する余地を新しい規則は残していないんだ。
さらに、来季マテシス(レッドブル・グループ/オーナー)の関心はさらにレッドブル・レーシングのほうに集中する筈で、その分トロ・ロッソへのサポートは著しく減少することは間違いない。
しかし、レベルダウンすることがわかっていて受け入れることなど私の性格として到底認められない。
だから、私は今回の決断をしたんだ」と、かつての人気F1ドライバー。
ベルガー氏はまた注目されるトロ・ロッソの来季ドライバーについて、「私にはもうそんなことを語る資格はないよ」と、言及を控えた。
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