『メダルシステム』案に英国メディア反発
バーニー・エクレストン氏がF1に導入しようと主唱する『メダルシステム』案について、多くの関係者から異論が続出している。
Australia GP Podium Scene (C)BMW Sauber F1
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エクレストン氏の案では各レースで入賞とされるのは1-3位の3人だけで、それぞれ金、銀、銅メダルが与えられるが、ドライバーズ・チャンピオンシップは金メダルの数だけ(優勝回数)で決められ、ポイントはコンストラクターズ・チャンピオンシップにおいてのみ計算されるというもの。
これによりレースはより白熱したものになるというのがその論拠だが、とりわけ英国のメディア陣はこれに揃って反発していて、もしこれを今年に当てはめればハミルトンに代わってマッサがチャンピオンになっていたことから「ハミルトン(イギリス人)排除の論理」というものや、「エクレストンは離婚のストレスから極論を吐いている」と主張する向きもあるほど。
実際にポイント・システムが変更されるためには各チームの同意を得た上でWMSC(世界モータースポーツ評議会)で承認されることが必要だが、『タイムズ』紙などは「例えそこまで行ってもFIAが最終的にこれを拒否する」とまで述べている。
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