ホンダ ブラジルGP公式予選の模様
最終戦(第18戦) ブラジルGP 2日目・予選
「最終戦ブラジルGP予選は、バリチェロ15番手、バトン17番手」
11月1日・土曜日(2日目・予選) 天候:晴れ 気温:21~22度
最終戦(第18戦)ブラジルGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは15番手、ジェンソン・バトンは17番手だった。
Honda Racing F1 Team 2日目の展開:
最終戦2日目も、朝からどんよりと曇り空だ。
とはいえフリー走行の始まる午前11時には、薄日が差し始めた。
気温20度、路面温度28度と、初日よりは暖かい。
その後青空が広がり、1時間のセッション中に路面温度は39度まで上昇した。
しかしHonda勢はグリップ不足に悩まされ、後半タイムが伸びない。
このセッション、バリチェロ17番手、バトン18番手だった。
午後にはほぼ快晴となり、気温22度、路面温度38度というコンディションで、予選が始まった。
1回目のアタックから積極的にソフト側のオプションタイヤで出て行き、まずは二人とも1分13秒台前半のタイム。続いて2セット目で、1分12秒台に突入する。
この時点でバリチェロは8番手。チームメイトからコンマ4秒落ちのバトンは、14番手だ。
第1セッション終了間際。
バリチェロは途中で最後のアタックを切り上げたが、14番手で第2セッションへと進む。
しかしバトンは、第1セッション通過となる15番手のタイムに0.12秒及ばず、17番手に終わった。
第2セッションでのバリチェロは、ライバルたちがタイムを大きく縮める中、第1セッションで自身が出したタイムを更新できず、15番手に終わった。
Jenson Button (C)Honda Racing
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■ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 18番手 1分13秒278
予選17番手 1分12秒810
Q.予選ではどのような問題が起こったのか?
A.午前のプラクティスから、マシンは確実に進歩していて、フロントのグリップが増していた。
しかし、2回目のアタック中に4コーナーでミスをしてしまい、タイムに響いたのが残念だ。
最後のアタックの前に、フロントエンドのグリップを良くするためにタイヤ圧の調整をし、スピードが上がったものの、それでも十分ではなかった。
それから、僕のクルマはインラップ中にトラックサイドで止まってしまった。
■ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 17番手 1分13秒135
予選15番手 1分13秒139
Q.今日のすばらしいラップにより、2戦連続Q2進出となったが?
A.ここインテルラゴスで予選Q2に進めて、とてもうれしい。
Q1の2回目のアタックは完ぺきで、オプションタイヤ(ソフト側)もとてもよく機能していた。
Q2では残念ながら同じくらいのグリップを得ることができず、アンダーステアに苦しんだ。
改善させようとタイヤ圧を微調整したが、これ以上良くすることはできなかった。
アンダーステアがなければ、14番手か、もしくは13番手にも入ることができたと思うが、僕らはマシンのパフォーマンスを限界まで引き出していた。
■スティーブ・クラーク Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア
Q.予選の感想は?
A.もちろん、2戦連続でルーベンスがQ2に進んだことには、われわれは非常に満足している。
実際、彼は今現在のマシンパフォーマンスを最大限に引き出していて、彼自身の言葉を借りれば、ファンタスティックなラップだった。
ジェンソンについては、今回は非常にタイム差の小さいセッションであり、それを乗り切るだけのバランスが欠けていた。
Q2に進んだとき、トラックコンディションも改善していたが、ルーベンスにはオプションタイヤが1セットしか残っていない中で、バランスを回復させることができなかった。
Q.明日のレースの展望は?
A.明日のレースでは、天候が極めて重要なカギを握るだろう。
予報はさまざまだが、雨が降るのは確実のようだ。
われわれのグリッドポジションから言えば、雨やそれが引き起こす混乱も歓迎だ。
そういった状況ではドライバーの腕に委ねられる部分が多いが、われわれのドライバーは2人ともウエットが得意だ。
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