ブリヂストン 日本GP公式予選の模様
中嶋 一貴 (C)Williams F1
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2008年 F1世界選手権 日本GP 予選
全長4.56kmの富士スピードウェイをブリヂストンのソフト・コンパウンドのポテンザタイヤを装着し、2位を0.2秒以上引き離したルイス・ハミルトン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)が明日の日本GPをポールポジションからスタートすることになった。
ハミルトンの予選タイムは1分18秒404。
2位は同じくソフトタイヤで1分18秒644を記録したキミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ・マルボロ)。
ヘイッキ・コヴァライネン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)とフェルナンド・アロンソ(INGルノーF1チーム)が3位と4位のタイムを記録した。
フィリペ・マッサ(スクーデリア・フェラーリ・マルボロ)が5位、ロバート・クビサ(BMWザウバーF1チーム)がその隣の6番手グリッドからのスタート。
パナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックは4列目に並ぶ。
スクーデリア・トロロッソのセバスチャン・ベッテルとセバスチャン・ボーデまでが予選トップ10。
午前中のフリー走行の最速ラップタイムは、ウェットタイヤでクビサが記録した1分25秒087。
0.08秒遅れたグロックが2位、ネルソン・ピケが3位だった。
このセッションの路面はウェット・コンディションで、ウェット及びエキストリーム・ウェットが使われた。
今日の最速ラップタイムはソフトタイヤを装着してQ2でマッサが記録した1分17秒287。
浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長
「昨シーズンはウェットで霧のコンディションでしたが、今年の富士はドライの予選セッションになり良かったです。
また、エキサイティングなセッションでした。
Q2とQ3のタイムの違いが興味深く、明日は異なる様々な戦略が見られると思います。
今日は午前中にウェットとエキストリーム・ウェット、午後にミディアムとソフト・コンパウンドと全種類のタイヤが使われ、われわれブリヂストンにとっても興味深い1日でした。
チームはデータをたくさん収集できたと思いますので、明日のレースは空模様を見てタイヤ選択を考えることができるでしょう。
ドライバーにとってはリヤタイヤの性能の落ちが最も重要な課題となります。
いかにこれをマネージするかが、良いリザルトを達成するキーポイントです。
雨が降らなければ路面は更に改善される余地があるでしょう。
グルーブのグリーンが消えて行く様子を見ているとクルマ、セットアップ、ドライバーによってタイヤの使われ方が異なることが分かりますので、レースを観戦される方にはその点にも注目していただきたいと思います。
通常のサーキットではタイヤ内側のグルーブが先に摩耗していきますが、チャレンジングな富士のコースは外側のグルーブから摩耗していきます」
参考データ(フリー走行/予選)
合計走行周回数:705周
1台あたりの平均周回数:35周
最多走行周回数:49周 グロック
最速ラップタイム:1分17秒287 マッサ(予選第2セッション)
コンパウンド:ミディアム/ソフト/ウェット/エキストリーム・ウェット
2007年日本GP
ブリヂストンのエキストリーム・ウェットを装着したボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンが、INGルノーF1チームのヘイッキ・コヴァライネンを8.3秒差で破り優勝した。
3位はキミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ・マルボロ)だった。
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