ブリヂストン 中国GP決勝レースの模様
Redbull RB4 (C)Redbull Racing
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2008年 F1世界選手権 中国GP 決勝
FIA F1世界選手権第17戦中国GPは、ポールポジションからスタートし、ハード・ハード・ミディアムのタイヤ戦略で戦ったルイス・ハミルトン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)が今年のラスト2戦目となる上海のレースに優勝した。
1回目のピットストップ後の数周の間を除く全スティントでレースをリードしたハミルトンに14.9秒遅れて2位完走を果たしたのは、チームメイトのキミ・ライコネンをフィニッシュ前6周で抜いたスクーデリア・フェラーリ・マルボロのフィリペ・マッサ。
マッサはミディアム・ミディアム・ハードのタイヤ戦略だった。
3位のライコネンはミディアム・ハード・ミディアムの戦略。
フェルナンド・アロンソ(INGルノーF1チーム)が4位、それに続いたのはBMWザウバーF1チームのニック・ハイドフェルドとロバート・クビサ。
ティモ・グロック(パナソニック・トヨタ・レーシング)がハード・ミディアムの1ストップ戦略で7位、ネルソン・ピケ(INGルノーF1チーム)が8位でポイントを獲得した。
今回のレースの最速ラップタイムはハード・コンパウンドで13周目にハミルトンが記録した1分36秒325。
現在、94ポイントのハミルトンがドライバーズ・チャンピオンシップのリードを続けている。
2位のマッサも87ポイントでドライバーズ・チャンピオンシップ優勝の可能性を残している。
クビサは75ポイントでチャンピオンシップ争いから脱落した。
コンストラクターズ・チャンピオンシップは156ポイントでスクーデリア・フェラーリ・マルボロが145ポイントのボーダフォン・マクラーレン・メルセデスを依然リード。
どちらのチームにもチャンピオンシップ優勝の可能性がある。
BMWザウバーF1チームが135ポイントで3位に続く。
次のF1グランプリは、10月31日-11月2日に開催されるシーズン最終戦のブラジルGP。
ミディアム及びソフト・コンパウンドのブリヂストン・ポテンザタイヤが使われる予定。
昨年のこのレースではソフト及びスーパーソフト・コンパウンドが使われており、今年は1段階ハード側の選択となっている。
浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長
「ルイス・ハミルトン、おめでとうございます。
昨シーズンのこのレースでの出来事を考えると、彼にとっては素晴らしいリザルトだったと思います。
今日はどちらのコンパウンドも非常に良い性能を発揮し、いろいろな優れた戦略を見ることができました。
表彰台の3人も異なった順番で2種類のコンパウンドを使っていました。
ヘイッキ・コヴァライネンにパンクが発生し、空気が抜けたことによりタイヤの破損に到りました。
この原因は現在調査中です。ドライバーズ及びコンストラクターズ・チャンピオンシップはまだ決着がついていませんので、サンパウロはとてもエキサイティングな週末になると思います」
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