FIAとFOTA、2009年からのコスト削減案で劇的合意
世界のモータースポーツを取り仕切るFIA(国際自動車連盟)とF1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)とは、21日(火)スイスのジュネーブで会合を持った結果、かねて課題となっていたF1のコスト削減案について劇的な合意に達したとの共同声明を発表した。
Engine Bench Test (C)BMW Motorsports
拡大します
会合を終えたFIAの代表であるマックス・モズレー会長とFOTAの代表であるルカ・モンテツェモロ氏(フェラーリ)とは、「われわれは2009年、そして2010年におけるF1コスト削減について劇的な合意に達した」と、胸を張ってみせた。
詳細な内容についてはまだ明確でないが、英誌の報道によれば「1エンジン2レースという現行ルールが2009年は3レースまで拡大」、「エンジン・マニュファクチャラーズは1千万ユーロ(約13億1千万円)のコストで計25基のエンジンを用意する」、「2009年のテスト距離制限についてブラジルGPの際に合意する」、そして「2010年もしくは2011年の「KERS」(運動エネルギー回収システム)の導入について、さらに検討する」などであるということだ。
詳細についてはまだ今後に委ねられている部分も多いが、全体の方向としてFIAとFOTAが同一歩調を取ることが確認された意義は大きい。
| 固定リンク
最近のコメント