フェラーリ、若手イタリア人F3ドライバーをテストへ
イタリアの代表チームであるフェラーリでは、実は伝統的にイタリア人ドライバーを起用しないというのが定着しているが、徐々にその考えが改めつつあるようだ。
Ferrari Team (C)Ferrari S.p.A
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最近ではフェラーリでも他のトップチーム同様、ジュニア・ドライバー育成プログラムを準備していると伝えられていて、その第一歩として今回イタリアF3選手権の上位若手ドライバーをテストすることが明らかとなったもの。
フィアット/フェラーリ・グループの総帥ルカ・モンテツェモロ社長は、「われわれの活動がイタリア国内モータースポーツの活性に寄与できると確信している」と、意欲をみせている。
今回テストに起用されるイタリア人ドライバーは、ミルコ・ボルトロッティ、エドアルド・ピスコッポ、そしてサルバトーレ・チカテッリら3人。
近い将来、再びイタリア人ドライバーが跳ね馬のコクピットに収まってタイトル争いを繰り広げるシーンが見られるかも知れない。
なおフェラーリがイタリア人ドライバーを使わないのは、1967年のモナコGPでロレンツォ・バンディーニが事故死した際、イタリア・メディアからセンセーショナルにチームが非難されたため当時のエンツォ・フェラーリ氏が躊躇するようになったと伝えられている。
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