浜島氏(BS)、「溝付きタイヤ開発エキサイティングだった」
今週迎える今季最終戦ブラジルGPで、F1は11年間に渡った溝付きタイヤでのレースを終了し、来年再びスリックタイヤへと回帰することになる。
この間F1タイヤの開発を支え続けたブリヂストンタイヤの浜島裕英/開発本部長は、次のようにその感慨を語った。
Redbull RB4 (C)Redbull Racing
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「1998年に初めてF1に溝付きタイヤが導入されることになったが、それまでわれわれはスリックタイヤの経験しか持っていなかったのでこのモーターレーシング最高峰での溝付きタイヤ開発は非常にエキサイティングなものだった。
F1タイヤの溝の目的は、市販車のそれとはまったく異なりサイズを減少させることなく路面との接地面を減らすために掘られるもの。
溝だけでなくトレッド・プロフィールやコンパウンドまですべてが新設計になったが、もちろん安全性の確保は絶対の条件だった。
2009年からは再びスリックタイヤでのグランプリということになるが、この間溝付きタイヤからわれわれが学んだ教訓も加わり、さらに新世代のレースが繰り広げられるものと期待している」
ブリヂストンは現在F1通算138勝を記録。
(グッドイヤーが通算368勝で1位。2位がブリヂストン、以下ミシュラン102勝、ダンロップ83勝、ファイヤストン49勝、ピレリ42勝などとなっている)
2010年まで現在のF1タイヤ単独サプライヤー契約を継続されることになっている。
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