レッドブル・オーナー、ルノー・エンジンに嘆き
傘下のトロ・ロッソがセバスチャン・ベッテルの手により初優勝を遂げるなど躍進著しいレッドブル・グループだが、その総帥であるディートリッヒ・マテシス/オーナーはエンジンについての悩みを地元オーストリアの『クライネ・ツァイトゥング』紙に語っている。
D.Mateschitz & S.Vettel (C)Redbull Racing
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「レッドブルがトロ・ロッソに後れを取っているのにはベッテルの才能ということもあるが、一番大きな要因はその搭載エンジンの差にあると思っている。
われわれが用いるシャシーのポテンシャルは間違いなく一級のものの筈だが、トロ・ロッソが使うフェラーリ・エンジンに対し、ルノーのそれは劣っているんだよ。
FIAは、エンジンについては開発をストップと言っているが、しかし現実には各メーカー共信頼性確保という名目のもとパワーアップを続けているんだ。
こうした抜け道を閉ざさない限り、公正な争いはできないというものだ」
名実ともに本家であった筈のレッドブル・レーシングだったが、いまやコンストラクターズ・ランキングでもジュニア・チームのトロ・ロッソに逆転を許しているのが現実だ。
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