フェラーリ、「ピット事故は完全に人的ミス」
シンガポールGP決勝レース中に起きたフェリッペ・マッサによるピットストップ時のアクシデントについて、同チームのステファーノ・ドメニカリ代表は「事故は完全に人的ミスによるもの」との見解を明らかにした。
Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリでは唯一ピットアウト時のドライバーへの合図に電気シグナルを使っていて、今回マッサは「青信号を確認してスタートした」と語っていることから当初はこのシステムの誤りと考えられていた。
実際、その後行われたライコネンのピットストップ時には再びメカニックの手によるロリポップを使用していたのだが、ドメニカリ代表によればマッサの事故の際、シグナルは人の手により動作させていたということだ。
そして給油作業が終わる前に担当のスタッフが青信号のボタンを押してしまったためマッサがスタートしたもので、例えロリポップを使用していたとしても事故は起きたと説明している。
とはいえ、マッサによれば「フェラーリの1-2だってあり得た」というこのレース、まったくのノーポイントでライバル・マクラーレンにコンストラクターズ・ランキングでの牙城を明け渡す痛恨の結果となった。
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