トヨタ シンガポールGP公式予選の模様
F1第15戦シンガポールGP公式予選
T.グロック8位、J.トゥルーリ11位 明日の決勝でポイント獲得に挑む
天候:暑く、高湿度、気温:29-30℃、路面温度30-31℃
2008年最高グリッド:3位 ヤルノ・トゥルーリ(マレーシア)
2008年最高順位:2位 ティモ・グロック(ハンガリー)
F1第15戦シンガポールGPの公式練習第3回目と予選が、照明に輝くマリーナ・ベイ・サーキットで行われた。
日本時間20時に行われた公式練習第3回目では、ティモ・グロックが15番手、ヤルノ・トゥルーリが16番手で予選へと臨んだ。
日本時間23時に開始された予選第1セッションでは、ティモ・グロックが10番手、ヤルノ・トゥルーリが13番手で、2台共に第2セッションへの進出を決めた。
続く予選第2セッションでは、ティモ・グロックが6番手で第3セッション進出を決めたが、ヤルノ・トゥルーリはタイムを伸ばすことができず、惜しくも11番手となり、最終第3セッション進出を逃した。
予選第3セッションで、ティモ・グロックは8番手のタイムを出し、4列目からのスタートを獲得した。
チームは、史上初のナイトレースとなる明日の決勝で、ポイント獲得を目指す。
Timo Glock (C)Panasonic Toyota Racing
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ティモ・グロック:カー・ナンバー12 シャシー:TF108/07
公式練習3回目:15番手 1分46秒180(トップと1.674秒差) 23周
予選第1セッション:10番手 1分45秒184(トップと0.902秒差) 9周
予選第2セッション:6番手 1分44秒441(トップと0.427秒差) 6周
予選第3セッション:8番手 1分46秒328(トップと1.527秒差) 6周
グリッド:8番手(暫定)
「今日は、自分にできることのすべてを行った。
その結果、8番手を獲得できてハッピーだよ。
第2セッションのタイムは非常に良かった。
それに、われわれは週末の早い段階でいくつかの困難に直面していたから、こんなに競争力が出せたことは思いがけない喜びだったよ。
われわれのクルマはバンピーな路面に合理的に適していなかったから、クルマの安定性をかなり改良したんだ。
だから、予選でトップ10以内に入れて非常に満足だね。
ここのサーキットはグリップレベルがコーナー毎に変化する上に、気象条件が極端だから、予選でパーフェクトなタイムを出すのは本当にチャレンジングだよ。
コックピットの中は非常に熱いんだ!
おそらく、ここのサーキットでオーバーテイクをするのはかなり難しそうだから、われわれは決勝に向けて良いポジションにいる。今日の結果には非常に満足しているよ」
ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー11 シャシー:TF108/05
公式練習3回目:16番手 1分46秒221(トップと1.715秒差) 19周
予選第1セッション:13番手 1分45秒642(トップと1.360秒差) 6周
予選第2セッション:11番手 1分45秒038(トップと1.024秒差) 6周
グリッド:11番手(暫定)
「今日の予選は、困難でフラストレーションを感じるセッションだったよ。
私が望むグリップ、すなわちクルマからの感覚を得ることができなかった。
それが第3セッションに進出できなかった理由だよ。
われわれは週末の間ずっと、ここのコースで少し手こずっていたし、路面のバンプは救いにはならなかった。
けれどやはり、予選でトップ10以内に入れなかったのは残念だね。
自分のベストを尽くしたけれど、ラップタイムがただ出せなかった。
明日は、可能な限りハードにプッシュしていくつもりだし、われわれにできることが何か分かるだろう」
パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
「予選は、非常にチャレンジングなものだった。
タイヤに関しては、予選に明確に適したコンパウンドがなかったために、プライムタイヤを使用してセッションを終える前に両方のコンパウンドのタイヤを使用したので、状況は少し予想外だった。
明日のレースに対してのタイヤの決定は、よりはっきりしている。
予選は適切なタイミングで走行を行ってタイムを出すことがすべてなのだが、今日はそれが明確ではなかった。
特に第1セッションでコース上に多くのクルマがいた時だ。
ある時点において、われわれは第1セッション通過を逃すところだったが、最終的にはうまく運び、両方のクルマが第2セッションに進出できた。
ティモは比較的容易に第3セッションに進出するためにとても良い仕事を行った。
8番手グリッドは期待ができるポジションだ。
ヤルノは難しい週末を過ごしており、われわれは、彼が予選でクルマからプラスアルファになるものを見つけられることを願っていた。
彼はそれを行ったのだが、ただトップ10に入ることができなかった。
われわれは決勝で彼の燃料搭載量を自由に選ぶことができるので、11番手グリッドからのスタートは非常に興味深いかもしれない。
明日はいろんなことが起きるレースになるかもしれないだろう」
新居章年:技術コーディネーション担当ディレクター
「昨日の練習走行終了後、ドイツのファクトリーと連携をとり、特殊なコースにあわせたセットアップを進め、予選に臨んだ。
しかし、バンピーな路面を完全に克服するところまで出来ず、狙っていた2台そろってのトップテングリッド確保は、ティモだけにとどまってしまった。
トップテン外と言ってもヤルノは11位であり、レースストラテジーのフレキシブルさを前向きに考えたい。
明日のレースではしっかりポイントを積み上げ、富士のレースに向けて弾みをつけたい」
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