ホンダ シンガポールGP公式予選の模様
15戦 シンガポールGP 2日目・予選
「シンガポールの予選は、バトン12番手、バリチェロ18番手」
9月27日・土曜日(2日目・予選) 天候:晴れ 気温:29~30度
第15戦シンガポールGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは12番手、ルーベンス・バリチェロは18番手だった。
Honda Racing F1 Team 2日目の展開:
2日目フリー走行は夕焼けを背景に、午後7時から始まった。
各マシンは次々に1分45秒台へと突入して行く。
初日から好調のバトンは、終盤プライムタイヤを履き、1分45秒台前半のタイムで2番手に。
最終的には6番手で走行を終えた。
初日マシンバランスに苦労したバリチェロも、14番手につけた。
午後10時からの予選は、気温30度、路面温度31度の中、スタートした。
雨の心配はなさそうだ。
Hondaの2台は第1セッションの最初のアタックは、オプションタイヤで臨む。
2セット目には、バトンはプライムタイヤを履き、暫定10番手をマーク。
しかしバリチェロは先行車に行く手を阻まれ、アタックを断念し、3セット目もプライムタイヤを履き、第2セッション進出を賭ける。
しかし、F・アロンソ(ルノー)のスピンでイエローフラッグが振られ、タイム更新ができず、18番手に終わった。
一方のバトンは14番手で、第2セッションへと進む。
開始早々、初日から絶好調だったF・アロンソ(ルノー)が、コース上で止まってしまうトラブルが発生した。
1回目のアタックでバトンは、暫定12番手にとどまる。
そして2度目のアタックでコンマ4秒以上縮めるものの、トップ10に入るにはコンマ2秒及ばず、12番手に終わった。
Jenson Button (C)Honda Racing
拡大します
■ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 6番手 1分45秒409
予選12番手 1分45秒133
Q.新しいシンガポールの市街地サーキットで、力強い走りができ、喜んでいるのでは?
A.今日の予選パフォーマンスにはとても満足だ。
ここ数戦から、大きな進歩が遂げられた。
最後のアタックは、セクター1でひどいアンダーステアとグリップ不足が影響したが、納得している。
また、Q2で戦うペースを取戻せて良かったと思う。
グリップについては、このレースウィークがスタートしたときに既に直面した問題だったが、これも、今日の予選と明日のレースに向け、準備を整えるためのいい素材になった。
■ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 14番手 1分46秒073
予選18番手 1分46秒583
Q.今日の予選ではどのような問題が起こったのか?
A.残念ながら、僕らの予選はうまくいかず、トラフィックのせいでもっと上のグリッドポジションを逃した。
2回目のアタックで、ハイドフェルドにひっかかったことが、ラップに影響してしまった。
その後、最後のアタックでは、僕の前でアロンソがスピンし、イエローフラッグが振られたために、最終セクターでタイムを上げることができなかった。
今日はマシンの感触が良く、ここ最近の予選パフォーマンスに比べて改善することができそうだっただけに、残念だ。
■スティーブ・クラーク Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア
Q.チームはこの週末、戦闘力を発揮しつつあるが、その理由は?
A.シンガポールはダウンフォースが最大になるサーキットで、RA108はこういったサーキットで戦闘力を発揮する。
正しくセットアップするのは難しいが、われわれは夜の間にいくつかの改良を行い、その成果をジェンソンの結果に見ることができた。
ジェンソンの予選は力強く、トップ10を争うだけの力が確かにあった。
ルーベンスにとっては悔しい週末で、Q2に進むだけのペースはあったが、今日は残念ながらトラフィックやアクシデントが重なり、これが、Q1での彼の走りを邪魔した。
Q.明日のレースはどうなりそうか?
A.明日のレースは、非常におもしろくなりそうだ。
まさに市街地サーキットらしく、レースに難しい状況を引き起こすだろう。
これまでになくバンピーな路面は、ブレーキの消耗とあいまって簡単に問題を起こすだろうし、コース上にストップするマシンのせいで、セーフティカーの出動も十分考えられる。
このようなコンディションで61周を走るのは、ドライバーにとって大きな挑戦となり、集中力を保つのは難しい。
われわれは集中し、どんなチャンスも活かすべく準備を整えておく必要がある。
何より、チームもドライバーも、明日、ここシンガポールで行われる史上初のナイトレースを、とても楽しみにしている。
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