ホンダ イタリアGP公式予選の模様
第14戦 イタリアGP 2日目・予選 「雨の予選。
バリチェロ16番手、バトン19番手」 9月13日・土曜日(2日目・予選)
天候:雨 気温:20度
第14戦イタリアGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは16番手、ジェンソン・バトンは19番手だった。
Honda Racing F1 Team 2日目の展開:
朝のうちは青空が広がっていたモンツァだったが、フリー走行の始まる午前11時頃から小雨が降り出した。
さらに30分過ぎからは強い雨となり、ガレージ内まで浸水するほどだった。
雨はセッション終了時まで降り続き、バトン15番手、バリチェロ16番手。予選に向けてのシミュレーションを行うには、ほとんど不可能なコンディションだった。
午後も雨。
路面は完全に、ウェット。大雨の中でのアタックでは、各マシンのコースアウトが目立つ。
Honda勢は各1回のピットインをはさんで、バリチェロ12周、バトンは13周を走行。
ほぼ1周ごとにタイムを更新して行くものの、バリチェロは最後のアタックで、15番手にわずか0.025秒及ばず、16番手。
バトンは19番手に終わった。
Jenson Button (C)Honda Racing
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■ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 15番手1分37秒882
予選19番手 1分37秒006
Q.ウエットコンディションを得意としていただけに、今日の予選結果は残念だったのでは?
A.こういったコンディションは、僕たちに有利に働くと期待していた。
だから、今日の予選をこんなにも後方で終わってしまったことに驚いている。
一番の問題は、とても低いダウンフォースとウエットという状況で、マシンとタイヤの機能をうまく発揮できなかったことだ。
最初のタイヤでは、問題なく、トップ10に迫っていた。
しかし、ラスト3回のアタックで新しいタイヤにしたとき、マシンのコントロールが難しくなった。
バランスがとれず、グリップも不足し、ブレーキを踏むたびにフロントとリアがロックしそうになった。
データを見て、こんなに困難な状況に陥った理由をつきとめなければならない。
レースを後方からスタートしなければいけないのが、本当に残念だ。
■ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 16番手 1分38秒689
予選16番手 1分36秒510
Q.あとわずかのところでQ2進出を逃したが、理由はなんだったのか?
A.今日はいい予選セッションになりそうだっただけに、とてもがっかりしている。
不運にも無線でのやりとりに行き違いがあった。そのときのタイヤのままで、フロントウイングを立てたいと思ってピットに入った。
しかし、温度を懸念してチームは新しいタイヤに変更し、ウイングを寝かせてしまった。
このセッティングが僕には全くうまくいかなかった。
Q2に進出し、もっといい予選になると思っていたので、残念だ。
■ロス・ブロウン Honda Racing F1 Team チームプリンシパル
Q.今日のようなコンディションで、予選へ向けた準備をするにあたり、チームが直面した問題はなんだったのか?
A.実際には、われわれのアプローチは非常に良かった。
ほとんどの作業を正しく終えることができたが、2回目のタイヤセットが、最初のものに比べグリップがなかったことに驚いた。
このためにわれわれは苦戦を強いられた。
通常、新しいタイヤセットでパフォーマンスが上がるはずだが、今日はまったく反対だった。
ピットストップ前まで、Q2に進出できる位置にいたので、これは本当に痛手だ。
Q.明日の状況を踏まえ、レースはどうなりそうか?
A.今日の予選はうまくいかなかったが、明日も天候が荒れ模様になることを期待している。
ウエットでのわれわれのレースは悪くないので、今日起こった問題が片付けば、グリッドは後方だが、まだチャンスはある。
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