トヨタ イタリアGP事前ニュース
F1第14戦イタリアGPプレビュー
パナソニック・トヨタ・レーシングは、残念な結果に終わったベルギーGPのちょうど7日後にモンツァで開催されるイタリアGPのために、今週末はレース活動にすぐ戻る。
今週末のレースでヨーロッパ・ラウンドは最後となり、残すところは、シンガポール、日本、中国、そしてブラジルの4戦となる。
チームは、新たな強い結果を獲得して、2008年のヨーロッパでのレースを締めくくることを決意している。
先月草原地帯のコースで3日間に渡って実りあるテストを行い、モンツァの独特な高速コースへのチャレンジの準備は整っている。
モンツァのロングストレートはハイスピードにプライオリティが置かれることを意味しているため、トヨタは今週末のために、異なるフロントウィングとリアウィング、およびその他の車体変更を含む、レース仕様の低ダウンフォースの空力パッケージを開発した。
このパッケージは、今回のレースがホームGPとなるヤルノと、チームメイトのティモによって先月テストが行われ、勇気づけられる結果を出している。
Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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ヤルノ・トゥルーリ:カーナンバー11
「イタリアGPは私のホーム・レースになるから、モンツァの観衆の前で再びレースをすることに、とても興奮しているよ。
母国でのレースは、いつも特に楽しんでいる。
だからと言って、いつも以上にモチベーションが与えられるわけじゃない。
だって、今シーズンは、すでに今まで以上にやる気に満ちているからね!
イタリアのファンのために喜ばしい結果を出したいけれど、全チームがモンツァ仕様のパッケージを用意しているし、レースがどのように展開していくか分からないから、週末まで待って様子を見ないとね。
そうは言っても、今シーズンの我々は、異なるコースに合わせて良く適応できているし、チームがこのレースの準備のために一生懸命に作業をしてきたのを知っているから、再び強いレースができると信じている。
ベルギーでは、あのようなファンタスティックなスタートを切れたのにポイントを獲得できなくて、とても悔しかったよ。
素晴らしいチャンスがあったのに、またもスパではアンラッキーだったってことだね」
ティモ・グロック:カーナンバー12
「モンツァでは、昨シーズンのGP2で2度表彰台にあがり、スプリント・レースでも勝利した良い記憶があるよ。
けれど、手首を痛めた2006年のモンツァのことは忘れたいね。
今年は、もっと楽しい思い出を残せることをもちろん望んでいるよ。
極めて速いコースだし、レーシング・ドライバーとしては速く走ることが好きだから、モンツァでレースすることをとても楽しんでいる。
数週間前のテストの間に、“TF108“でモンツァをドライブしたのは良い経験になった。
このレースのために、われわれは完全に異なるパッケージを用意しており、金曜日に良いスタートを切るための非常に役立つ多くの情報を持っているからね。
目標はポイントを獲得することであり、チャレンジすることを楽しみにしている」
パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「モンツァはかなりの高速コースのため、最近のF1においてはとてもユニークだと言える。
この理由により、ロングストレート上で高い空力効率を目指すため、このレース用限定のパッケージを用意している。
そして長いストレートはエンジンに対しても非常に過酷な要求をする。
しかしながら、言うまでもなく、コースはただストレートなだけではなく、高速と遅いコーナーの組み合わせになっており、それはブレーキにとって最も厳しいコースの一つであることを意味している。
強いパフォーマンスを出すためには、高いトップスピードと良いブレーキングの安定性、そして高い縁石を乗り越える能力が必要になってくる。
これらすべての要因は、このレースが本当に独特なレースであることを意味している。
そして同様に、このユニークな特徴が実際にこのレースならではの雰囲気を高めている。
ここは歴史と情熱を感じることができる場所なのだ。
私はイタリアを訪れるのが好きだし、モンツァ・パッケージの心強い結果を見た後なので、特に今週末を楽しみにしている」
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