マクラーレンの主張、FIA「肩透かし」
FIA(国際自動車連盟)の国際控訴審が今回のマクラーレン・チームによる抗議を却下した理由は、「ドライブスルー・ペナルティーに対する抗議は認められない」というルールによる言わば「肩透かし」だったということだ。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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今回科せられた実際の処分は「レース結果に25秒加算」というものだったが、これは違反とされた行為がレース終了直前だったためドライブスルーに代わるものとして出された処分。
つまり本来、今回のペナルティはドライブスルーだったために抗議はできないという判断だった。
従って国際控訴審はこれが最終決定とし、今後の上訴も認めないという厳しい判断を示した。
もちろん、抗議に掛かったすべての法定費用はマクラーレン側の負担とされた。
控訴審でもフェラーリ側の弁護士と激しいやりとりがあったとされるルイス・ハミルトンにとって、これで跳ね馬とのチャンピオンシップ争いに厳しい状況が確定したことになる。
(目下フェラーリのマッサとはわずか1ポイント差、抗議が認められれば5ポイント差の筈だった)
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