BMW首脳、ベッテルの活躍に「後悔することはない」
史上最年少でF1優勝を遂げたトロ・ロッソのセバスチャン・ベッテル(21歳:ドイツ)に世界中から注目が集まっているが、実はベッテルのF1デビューは2007年のアメリカGP、BMWザウバーからのものだった。
S.Vettel & M.Theissen (C)BMW Sauber F1
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ベッテルは元々レッドブルのジュニア・ドライバーの一員だったが、当時2年間の限定でBMWザウバーにレンタル、テストドライバーを務めていていた。
そして前戦カナダGPでの大クラッシュから出場を辞退したロバート・クビサの代役としてスポット参戦、19歳349日でデビュー・初入賞を遂げたもの。
これについてBMWザウバーのマリオ・タイセン代表は、「確かにベッテルは当初から類い希な能力を持った若者だったが、ウチにいた当時はまだ経験が不足していた。
それをここまで育てたのはトロ・ロッソであると理解しているから、われわれがベッテルを手離したことを後悔はしていないよ。
それに当時ウチには彼をレギュラーで走らせる『空き』はなかったのだし」と、語っている。
いまのタイセン代表には、それよりも元王者フェルナンド・アロンソの去就のほうが大きな関心事であることは十分理解できるところ。
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