ドイツ自動車連盟、モズレー会長反逆が仇に?
先に世界のモータースポーツ界を揺るがせたFIA(国際自動車連盟)のマックス・モズレー会長のスキャンダル問題は、その後一応の結着をしたとみられたが、ここに来て大きな「後遺症」が発症されそうな状勢になってきた。
2007 Europe GP Scene (C)Ferrari S.p.A
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これは、当時モズレー会長のスキャンダルに激しく反発、同会長が留まるFIAには協力できないと強い姿勢をみせていたドイツのACN(各国のモータースポーツ権能団体)であるドイツ自動車連盟(ADAC:Allgemeiner Deutscher Automobil-Club e.V.)に対し、同会長からの逆襲が始まったものだ。
英誌が報じるところによれば、FIAは10月7日に予定される会議で、ADACの傘下にあるドイツ・モータースポーツ連盟(DMSB:Deutscher Motor Sport Bund e.V.)をドイツにおけるモータースポーツ統括機関としての立場から外す可能性があるという。
その場合、現在ドイツが行われている二つのグランプリ、ホッケンハイム(ドイツGP)&ニュルブルクリンク(前ヨーロッパGP)のうち、ニュルブルクリンクが消滅するかも知れないというものだ。
ただF1開催権についてはFIAよりもFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のほうが力を持っていることもあり、事態はなお流動的だ。
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