ブリヂストン ヨーロッパGP決勝レースの模様
Image (C)Scuderia Toro Rosso
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2008年F1世界選手権 ヨーロッパGP決勝
FIA F1世界選手権第12戦ヨーロッパGP決勝は、ポールポジションからスタートし、ソフト・ソフト・スーパーソフトのタイヤ戦略で戦ったフィリペ・マッサ(スクーデリア・フェラーリ)が優勝、スペイン・バレンシアのストリートコースで初めて開催されたエキサイティングな決勝レースを勝ち取った。
マッサが優勝した今回のレースは、1997年にブリヂストンがF1フル参戦を始めてから200戦目にあたる。
マッサにとっては今シーズン4回目、F1における9回目の勝利だった。
マッサに5.6秒遅れてフィニッシュラインを越えたのは、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン。ロバート・クビサ(BMWザウバーF1チーム)が3位でフィニッシュした。
4位はヘイキ・コバライネン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)、5位はヤルノ・トゥルーリ(パナソニック・トヨタ・レーシング)。
セバスチャン・ベッテル(スクーデリア・トロロッソ)が力強いパフォーマンスで6位完走、ポイントを獲得した選手の中で唯一1ストップ戦略を使ったティモ・グロックが7位だった。
ニコ・ロズベルグ(AT&Tウィリアムズ)はスーパーソフト・コンパウンドでスタートしたドライバーの中ではトップの8位でポイントを獲得している。
バレンシアの新しいストリートコースのコンディションはとても良く、今日のレースは晴天の青空に恵まれた。今回のレースの最速ラップタイムはソフト・コンパウンドでマッサが36周目に記録した1分38秒708。
現在、ドライバーズ・チャンピオンシップは70ポイントのハミルトンが64ポイントのマッサを依然リードしている。57ポイントのライコネンが3位。コンストラクターズ・チャンピオンシップは121ポイントのスクーデリア・フェラーリがリード、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスが113ポイントで2位、BMWザウバーが96ポイントで3位に続く。
8月27日・29日にイタリアのモンツァ・サーキットで開催される合同テストでは、ブリヂストンのハード及びミディアム・コンパウンドが使われる予定だ。
来年のスリックタイヤのサイドウォールのマーキングのオプションも検討される予定。
次のレースは、9月5日・7日に開催されるベルギーGP。ブリヂストンのハード及びミディアム・コンパウンドのポテンザタイヤが、スパ・フランコルシャン・サーキットの魔力に挑戦する。
浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長:
「F1にこのような良いレースの場を与えてくれたバレンシア市に感謝します。
この超高速ストリートコースで開催された今回のレースは、非常に力強く、エキサイティングなレースになりました。
1997年以来、ブリヂストンにとっては200回目のグランプリとなった今回のレースで優勝を果たしたフィリペ・マッサとフェラーリにお祝いを申し上げます。
今日は述べるに値する結果が多くあります。
トヨタは2台揃ってのポイント獲得、トロロッソは2台揃ってトップ10フィニッシュを達成しました。
どちらのチームもとても良く頑張ったと思います。
ソフトもスーパーソフトもここでは非常に高い性能を発揮しました。
これは、この新しいサーキットで使うタイヤの選択を担当したわれわれブリヂストンのエンジニアのおかげです。
今日は高速コースで気温も上昇しましたが、ティモ・グロックのソフト・スーパーソフトの1ストップ戦略に見られるように、1ストップ戦略でスーパーソフトを使うことも可能でした。
われわれブリヂストンは、これから更なる100戦を目指します」
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