トヨタ ハンガリーGP公式予選の模様
F1第11戦ハンガリーGP予選
T.グロック5番手 J.トゥルーリは9番手、ダブルでポイント獲得狙う
天候:晴れ・ドライコンディション、気温:30-31℃、路面温度38-44℃
2008年最高グリッド:3位 ヤルノ・トゥルーリ(マレーシア)
2008年最高順位:3位 ヤルノ・トゥルーリ(フランス)
F1世界選手権第11戦ハンガリーGPの公式練習第3回目と公式予選がハンガロリンクで行われた。
例年猛暑に見舞われるハンガリーGPだが、今年は比較的涼しい状況。
公式練習第3回目、パナソニック・トヨタ・レーシングのティモ・グロックは3番手、ヤルノ・トゥルーリは14番手でセッションを終えた。
午後2時から始まった予選第1セッションでは、ヤルノが3番手、ティモが5番手に入った。
予選第2セッションでは、ティモが2番手、ヤルノが5番手となり、2台揃って第3セッションへと進出。
予選第3セッションではティモ・グロックが自身最高となる5番手のタイムを出し、3列目スタートを獲得した。
ヤルノ・トゥルーリは9番手となった。チームは、ダブルでのポイント獲得を目指して明日の決勝レースに挑む。
Timo Glock (C)Panasonic Toyota Racing
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ティモ・グロック:カー・ナンバー12 シャシー:TF108/06
公式練習3回目:3番手 1分20秒623(トップと0.395秒差) 21周
予選第1セッション:5番手 1分19秒980(トップと0.604秒差) 10周
予選第2セッション:2番手 1分19秒246(トップと0.178秒差) 6周
予選第3セッション:5番手 1分21秒326(トップと0.427秒差) 8周
グリッド:5番手(暫定)
「とても良い予選セッションとなり、もちろん喜んでいるよ。
昨日の公式練習1回目で良いスタートを切ることができた。
チームは夜を通して素晴らしい仕事をしてくれて、われわれは適切なセットアップを選択した。
タイヤに関しては非常に厳しい選択をしなければならず、周回ごとに厳密な判断を下さなければならかったから、今日のセッションは簡単ではなかったね。
しかし、最終的に私のエンジニアたちは冷静に、適切な判断をしてくれた。
第2セッションでは、クルマの調子はパーフェクトだったよ。
そして最後の周回ではタイヤの状態があまり良くなくなって、少し走りにくかったけれど、5番手を獲得できてうれしい。
われわれは明日に向けて素晴らしい状況にいるね。
それはわれわれ全員にとって良いことだ。
また、ホッケンハイムの後で、今日の結果は、私がチーム全体に寄せている信頼に対するパーフェクトな回答だ」
ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー11 シャシー:TF108/05
公式練習3回目:14番手 1分21秒601(トップと1.373秒差) 18周
予選第1セッション:3番手 1分19秒942(トップと0.566秒差) 6周
予選第2セッション:5番手 1分19秒486(トップと0.418秒差) 6周
予選第3セッション:9番手 1分21秒767(トップと0.868秒差) 8周
グリッド:9番手(暫定)
「10位以内に入れてうれしいよ。
けれど、難しい予選セッションとなってしまい、9番手グリッドとなったのは残念だ。
今日の午前中からグリップとバランスに手こずってしまい、残念ながら時間内にそれらを解決することができなかった。
予選でも同じ問題を抱えていたから、今夜のうちに調査しなければならないだろう。
ティモについては嬉しいよ。
彼は今週末今まで素晴らしい仕事をした。そしてわれわれにとっては、コンストラクターズ・チャンピオンシップのために、できるだけ多くのポイントを獲得するのが、言うまでもなく重要なことだ。
ここのサーキットでは追い越しはとても難しいけれど、明日は長いレースになるし、われわれにできることはやるつもりだ」
パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
「ピットウォールから見ていると、とてもエキサイティングで喜ばしい予選だった。
最後の周回以外は、すべてのセッションにおいてわれわれはトップ3で戦っていた。
最後の周回で何が起きたのかは調査するが、その前の周回に比べて、わずかにパフォーマンスが下回っていた。
しかしまだ落胆している場合ではない。ティモは、彼自身今までで最高となるグリッドポジションを獲得し、すべてのセッションにおいて力強かった。
明日の燃料搭載量を確認しなければならないが、すべてのクルマが軽い燃料のときに、彼は一貫してトップ3にいた。
ヤルノはバランスに手こずっていたので、今夜データを調べるつもりだ。
今日は、タイヤ選択に関しては予断を許さなかったが、われわれは走行プランを準備していたので、適切なタイミングで適切な判断を下すことができ、それが結果としてうまく運んだ。
両ドライバー共に、明日のレースでは非常に良いポジションにいる」
新居章年:技術コーディネーション担当ディレクター
「全てが順調な状態とはいえなかったが、ティモが5番、ヤルノが9番グリッドと2台揃ってトップ10グリッドを確保できた。
公式練習3回目ではまだバランスが完全にとりきれなかったし、いつもと違い、プライムとオプション、2種類のタイヤデータを最後の最後まで解析しながら、予選でのタイヤの使い方を決めなくてはいけなかった。
またコーナーの多いこのサーキットの特徴で、予選中もトラフィックに遭遇したりで、クリアーなラップを得るのに苦労をした。
今日はまず予選での最低限の目標を達成できたので明日のレースではさらに上位に進出、2台揃ってポイントを獲得したい」
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