英紙、マクラーレンへの処分無効を主張
昨年下されたいわゆる『スパイ疑惑事件』でのマクラーレン・チームに対する処分について、イギリスの『インディペンデント』紙が「手続きに規則違反があり無効」との見解を示し注目されている。
McLaren MP4-22 (C)McLaren Group
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それによれば、FIA(国際自動車連盟)の規定ではこの決定を下したWMSC(世界モータースポーツ評議会)は各国のASN(各国のスポーツ権能保持者)代表により構成されることになっているにもかかわらず、マクラーレンに対する制裁を決めた際にはFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏が加わって1票を投じていたという。
同氏はもちろんASN代表ではないため、元々裁定に加わる資格はなかったことになる。
ただ手続きに小さな不備があったとしても、いまさらこの決定が覆る可能性はなさそうだ。
なおこの処分では、同チームの2007年シーズン全コンストラクターズ・ポイントの剥奪に加え、1億ドル(当時のレートで約115億円)もの罰金が科せられた。
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