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2008/07/16

トヨタ ドイツGP事前ニュース

F1第10戦ドイツGPプレビュー
チームとティモ・グロックのホームレースで好結果を目指す

パナソニック・トヨタ・レーシングは、今週末、2006年以来初めてホッケンハイム・サーキットで開催されるホームレース、ドイツGPに挑む。
コースはチームのテクニカルセンターがあるケルンから南へ車でちょうど2時間の場所に位置し、ティモ・グロックの実家のあるオーデンヴァルト地方からはさらに近い。

今週末のレースは26歳のティモにとって初のドイツGPになるが、ドイツ国内のレースランキングで昇格してきたドライバーにとっては、ホッケンハイムはおなじみのコースだ。
ティモは、彼がホッケンハイムで最後に戦った2006年のGP2において勝利を手にしている。

今週末、ティモとチームメイトのヤルノ・トゥルーリの2人は、ポイント獲得に向けレースに挑む。先週ホッケンハイムで行われたテストは順調に運び、チームはドイツGPのためのベースラインのセットアップを構築し、また様々な空力のアップグレードを試した。
シルバーストーンでヤルノが獲得した7位のおかげで、トヨタはコンストラクターズ・チャンピオンシップで4位に浮上した。
チームはホッケンハイムでそのポジションをしっかり維持することを目指す。

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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ヤルノ・トゥルーリ:カーナンバー11
「私がF1に参戦してホッケンハイムで初めてレースをした時から、サーキットはとても変わった。
その頃はトップスピードがすべてだった。
個人的には、森の中にとても速いストレートがあった昔の長いサーキットの方が好きだったけれど、新しいサーキットもまた面白いし、オーバーテイクのチャンスがあるコースだ。
われわれは2年間、ホッケンハイムでレースを行っていなかったから、先週のテストは非常に役立つ有意義なものとなり、われわれはセットアップとタイヤについて研究する機会を持つことができた。
現在の仕様のブリヂストン・ポテンザ・タイヤをホッケンハイムで使ったのは初めてだったので、このサーキットにおけるタイヤの特徴を理解することが重要だった。
われわれはいくつかの新しい空力パーツを使用して好ましい進歩を遂げた。
そして、うまくいけば、このコースはわれわれのクルマに合うだろう。
私は前3レースともポイントを獲得して、われわれが現在どれくらい競争力を持っているか証明した。
今週末の目標は、再度ポイントを獲得する事と6位以内に入るために争うことだ。
私はいつもどおり、見通しは明るいと思っているよ」

ティモ・グロック:カーナンバー12
「ホッケンハイムは、私のお気に入りのサーキットのうちの一つだ。
サーキットは私が育った場所からわずか45分しか離れていないから、今回は私のホームレースになるね。
それはつまり、私の友人と家族が私を観に来ると言うことだから、私にとっては特別なレースになるし、良い結果を手に入れたい。
大抵、ホッケンハイムでは良いレースができているし、何度か勝ったこともある。
それもまた、私があそこでレースをするのが好きな理由の一つなんだ!
あのコースで良いレースをするためには、高いトップスピードを確保することが重要だ。
しかし、より遅いコーナーがある最終セクターもあるので、適切なバランスを見つけなければならない。
結局のところ、ホッケンハイムは異なるコーナーが良く組み合わさっている、ドライブするのが楽しいコースだと思う。
シルバーストーンでは、チャンスはあったのに難しいコンディションのおかげでポイントを獲得できなかったので残念だった。
しかし、落胆はしていない。
実際、私はこのレースを本当に楽しみにしているし、楽しい週末にしたいと思っている。
ホームレースで良いパフォーマンスをすることは自分にとって重要だし、今は調子もいいよ」

パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「新しいホッケンハイム・サーキットは、以前のレイアウトに比べると、F1サーキットの中では平均的な性格だ。
制動エネルギーは中間レンジで、ダウンフォースレベルは中から中高程度である。
通常、平均より高いものは気温で、それはわれわれが時々目にするタイヤのブリスタリング(タイヤ表面に気泡が発生する症状)に関与している。
周辺温度と路面温度はとても高い事がよくあり、それが唯一の本当に顕著な特徴であると言える。
現在の仕様のタイヤでホッケンハイムに行くのは、今回が初めてになる。ホッケンハイムは少しマニクールに似ており、中程度に厳しいコースなので、慎重を期してブリヂストンは最も固いコンパウンド2種類を選択している。
われわれは、シルバーストーンよりもマニクールで見せた、より高いレベルのパフォーマンスに期待している。
それは、われわれが再び先頭に近づきたいと思っていると言うことだ。
実際のところ、マニクールとホッケンハイムはクルマの設定が非常に似ているので、良いレースができるだろう。」

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