トヨタ イギリスGPフリー走行の模様
F1第9戦イギリスGP公式練習初日
天候:時々曇り、気温16-21℃、路面温度18-38℃
イギリスGP予選最高位:2005年 4位 ヤルノ・トゥルーリ
イギリスGP決勝最高位:2003年 7位 クリスチアーノ・ダ・マッタ
F1世界選手権第9戦イギリスGPの公式練習第1回目と第2回目が、イギリスのシルバーストーン・サーキットで行われた。
ドライコンディションの中、午前10時から公式練習第1回目が始まった。
赤旗中断となる波乱含みの展開の中、パナソニック・トヨタ・レーシングのティモ・グロックとヤルノ・トゥルーリはそれぞれ12番手、15番手につけた。
午後2時から行われた公式練習第2回目では、ティモがクラッチに問題を抱えセッションの大半で走行ができず、最終的に14位で初日を終えた。
また、ヤルノもリア・ウィングに問題を抱えスピンを喫し、20位でセッションを終えた。
Timo Glock (C)Panasonic Toyota Racing
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ティモ・グロック:カー・ナンバー12 シャシー:TF108/06
公式練習1回目:12番手 1分21秒102(トップと1.527秒差)22周
公式練習2回目:14番手 1分21秒472(トップと1.483秒差)18周
「今日は、両方のクルマにとって難しい午後となった。
クラッチに問題があり、われわれは第2セッションの大半を走行できなかった。
最終的に、メカニックが素晴らしい仕事をしてくれて、セッション終了10分前までにクルマを再び走れる状態にしてくれたので、われわれはさらに2回走行することができた。
朝の時点では、クルマの調子はちょうど先週のテストの時と同じように好調と感じられた。
しかし、われわれは残りの週末に向けて巻返しを図っていくつもりだ。
前2レースにおけるチームの結果に続き、われわれは日曜日に更なる成功を手に入れるためにプッシュしていくつもりだ」
ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー11 シャシー:TF108/05
公式練習1回目:15番手 1分21秒265(トップと1.690秒差)22周
公式練習2回目:20番手 1分22秒196(トップと2.207秒差)23周
「今日は、上手く行かない一日だったね。
何が起こったかを言葉にするのは難しいよ。私は、
ただリア・ウィングを失ってコースオフしてしまったんだ。
その後、診断のためにメディカル・センターに連れて行かれたけれど、私は大丈夫だし、明日コックピットへ戻れることは明らかだ。
このため、明日は忙しくなることを意味しているが、われわれは遅れを取り戻すためプッシュしていくつもりだ。
最近の好結果の後で、チームは本当に燃えている。
われわれは、両車共に10位以内に入り、ポイントを目指していけると思っている」
ディーター・ガス:レース&テスト チーフエンジニア
「今日は、両方のクルマが第2セッションの大半を走行できなかったので、われわれにとってはほとんど最悪のシナリオとなった。
ティモはクラッチに問題があった。
しかしメカニックはその修理のために非常に良い仕事をしてくれたので、時間内にクルマをコースに出せ、ティモにはセッションの終わりにオプションタイヤを試す機会が与えられた。
ヤルノに関しては、リア・ウィングに問題を抱えていた。
彼は新しいパーツで走行していたので、ティモと共に標準のスペックに戻して、われわれは残りの週末を続行するつもりだ。
赤旗中断は別として、午前中それまでは順調だったし、われわれは計画していたことの大部分を行えた。
しかし、午後のセッションは重要なものだったのだが、われわれは明らかに多くの実行時間を失ってしまった。
幸運にも、先週われわれはテストのためにここのサーキットにいたので、明日、われわれの判断の基になる有益なデータは持っている」
新居章年:技術コーディネーション担当ディレクター
「今日はトラブルで予定のプログラムを消化できずに終わり、残念な一日だった。
チェックの結果、不具合のあったヤルノのRrウイングもティモのクラッチも明日以降に引きずることは無いことがわかった。
また先週ここ、シルバーストーンテストで出したセッティングもあるので今日のデータとあわせて明日の第3プラクティス、予選に向けては万全の準備をしたい。
明日は天候が下り坂との予想もあるがどんな条件でもしっかり戦えるところをお見せできるようにがんばりたい」
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