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2008/07/06

ホンダ イギリスGP公式予選の模様

honda_f1_logo第9戦 イギリスGP 2日目・予選
「イギリスGP予選、バリチェロ16番手、バトン17番手」
7月5日・土曜日(2日目・予選) 天候:晴れ一時雨 気温:18~20度

イギリスGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは16番手、ジェンソン・バトンは17番手に終わった。

Honda Racing F1 Team 2日目の展開:
2日目は朝方に大雨が降ったものの、フリー走行が始まった午前10時には青空が広がった。
強い風と日差しで路面は徐々に乾き始めているが、セッション中盤まではウェットタイヤでの走行が続き、後半はドライに履き替え、全体的に周回ごとに目まぐるしく順位が変わる。バリチェロ、バトンは10番手、11番手だった。

フリー走行後も再び雨が降り、その直後に晴れるなど、典型的なイギリス風の天候となった。
予選の始まる午後1時の時点では青空が見え、路面はほぼドライだ。

雨を警戒してか、ほとんどのマシンが序盤からアタックに出て行った。
1セット目での順位は、バトン16、バリチェロ17番手。
2セット目で二人揃って1分21秒台に入ったが、バリチェロ16、バトン18番手と依然として厳しい展開だ。

バトンが3回目のアタックに出て行ったところで、にわか雨が。
しかし、セッション終了3分前には、雨は止み、二人はタイム更新をかけてコースに飛び出して行く。
タイヤ温度が十分ではなかったが、バトンは最後のアタックでわずかにタイムを更新したものの17番手。
バリチェロはタイムを更新できず16番手に終わった。
前戦フランスGPに続いて、第2セッション進出を逃した。

Jenson Button (C)Honda Racing
拡大します
■ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 11番手1分22秒440
予選17番手 1分21秒631

Q.Q1で降った雨はタイミングが悪かったと思うか?また、どのような影響があったか?
A.僕のホームグランプリだっただけに、今日の予選にはがっかりしている。
短く、軽い雨が降ったが、そのタイミングが悪かった。
完全なドライ状態でのぞんだアタックでは、ベケッツのあたりでトラフィックにつかまり、18番手だった。
そこで雨が降り始めた。だから、コンディションに関係なく、セッション終了間際にタイムを出しにいかなくてはならなかった。
第1セクターでタイヤ温度が十分でなかった。
いつも難しいことだが、路面が滑りやすいときはなおさら難しい。
若干タイムを縮めてロズベルグを抜き、17番手に上がったが、Q2に進めるほどではなかった。残念だ。
しかし、マシンはドライコンディションで戦闘力に欠け、難しいレースが予想されるが、レースで順位を上げたい。
特に、期待通りのウエットコンディションになれば、それが可能だと思う。

■ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 10番手 1分22秒387
予選16番手 1分21秒512

Q.天候が読めない、難しい予選だったのでは?
A.予選でもっと上位に進めなかったのは残念だが、あのポジションがドライコンディションでのポテンシャルを反映していると思う。
雨が降り始めたとき、僕らは15番手以内で通過できるのではないかと思っていた。
しかし、ちょうど僕が走っているところで雨が降っていて、他のドライバーがラップタイムを縮める中、16番手に落ちてしまった。
最後のアタックの最終セクションでは、アンダーステアがかなり出て、ぬれた路面でタイヤにはグレイニングが生じ、タイムを縮めることができなかった。
明日のレースはウエットコンディションで、エキサイティングなレースになることを期待している。
トラブルに巻き込まれさえしなければ、チャンスが巡ってくるだろう。

■スティーブ・クラーク Honda Racing F1 Team  レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア

Q.フリー走行ではいいスタートを切れたが、予選では何が起こったのか?
A.午前はウエットでもドライでも、マシンが期待したとおりのパフォーマンスを見せ、トップ10目前のところだった。
予選には軽い雨の予報があったため、やや混乱した状態でスタートし、誰もがドライのうちにタイムを出そうとコースに出ていった。
混戦の中、気がづけば、ノックアウトゾーンにいるうちに雨が降ってきた。
再度走行するまでに雨がやんだのはラッキーだったが、Q2に進むほどタイムを縮めることはできなかった。
どちらのドライバーも完ぺきなラップがとれなかったり、バランスに欠けていた。
しかし、実際Q2に進めたとしても、このコンディションではこれ以上前に進むことはできなかったと思う。
Q.レースに期待することは?
A.パルク・フェルメのルールによって、できることはほとんどない。
いずれにしても、先週のテストから基本的には良いバランスがとれているので、セットアップを変える予定はない。
ドライのレースになった場合は、ポイントの獲得は難しいと思うが、戦略をグリッドポジションに合わせて考える。
しかし、明日は雨との予報が出ており、よりおもしろいレースになる可能性がある。

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