起死回生のポイント獲得だったピケ・ジュニア
フランスGP決勝レースで7位入賞、今季初のポイント獲得を果たしたルノー・チームのネルソン・アンジェロ・ピケ(22歳:ブラジル)は表向き「パフォーマンスを示すスタート」と冷静さを保っているが、自身の置かれた立場を考えるとまさに「起死回生のポイント獲得」と言えそうだ。
Nelson Angelo Piquet (C)Renault F1 UK
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「遅かれ早かれ、この時は来ると確信していたので、別にプレッシャーを感じてもいなかったよ。
これからさらにこの雪だるまを大きくしていくだけさ」と語る、偉大なチャンピオンの子息。
しかし今季開幕から続く「大不振」に、レース前はシーズン中にもシートを失うとの噂が出る有り様で、先に行われたバルセロナテストはまさにルノー・チーム挙げての「ピケのためのピケのテスト」の様相。
最終日みごとトップタイムをマークして自信を取り戻させたとも伝えられていた。
ピケは2006年GP2シリーズ2位、この時のチャンピオンが現マクラーレンのハミルトン。
今回、チームのホームグランプリであるフランスGPでチームメイトであるアロンソを上回っての7位入賞ということで、当分口さがないパドック雀らを黙らせることになりそうだ。
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