O.アンダーソン氏(元トヨタ)、ラリーで事故死
WRC(世界ラリー選手権)など長くトヨタのヨーロッパでのモータースポーツを指揮し、F1参戦初期にはトヨタ・チームの責任者も務めたオベ・アンダーソン氏(スウェーデン)が死去したことがわかった。
Ove Andersson (C)Panasonic Toyota Racing
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同氏は南アフリカで行われたクラシックカー・ラリーに参戦していたが、4日(水)対向車のトラックと衝突し、亡くなったということだ。享年70歳。
TMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)では「トヨタが困難な時期に苦労を共にした、まさに家族とも言えるオベ・アンダーソン氏が死去したことを心から悼む」とのリリースを発表した。
WRC時代、アンダーソン氏率いるトヨタ・チームは4回のドライバーズ・チャンピオンシップと3回のコンストラクターズ・チャンピオンシップを獲得するなど黄金時代を築いた。
また1999年にはルマン24時間レースで2位を獲得、さらにケルンTMGの設立にも寄与し、2002年シーズンにはトヨタF1チームを指揮したが、2003年第一線を退いた。
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