前戦優勝のBMWザウバー、マニクールでは思わぬ苦戦
21日(土)行われたフランスGP公式予選で、思わぬ苦戦ぶりをみせたのがBMWザウバーの2台だった。
BMW Sauber Duo (C)BMW Sauber F1
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同チームは午前に行われたフリー走行最終セッションでも14・18番手と低迷したが、この時他チームは誰もが予選シミュレーションを行わなかったため、と理解していた。
しかしながら公式予選が始まっても2台は苦戦を続け、最終ピリオド進出を逃がしたハイドフェルドは12番手(実質11番手)と今季最悪レベルの低迷。
Q3進出を果たしたクビサのほうも予選7番手(実質6番手)は今季最悪のグリッドだ。
マシンを降りたクビサは「フリー走行を終えた時点でマシンにグリップが不足しているのはわかっていた」と、肩を落とした。
またハイドフェルドも「このマニクールでは、マシンはカナダの時とはまるで別物のようだった。
僕らが後退したとは思わないけれど、他は確実に進化しているのだろう」と、こちらも力ない。
マリオ・タイセン代表の「われわれはまだ2強には大きく及ばない」という言葉が真実味を帯びた一日だった。
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