モズレー会長、総会を前に予防線敷設に動く
スキャンダル報道により、そのポジション継続に黄信号が灯るマックス・モズレーFIA会長だが、6月に予定される臨時総会を前にしてもっぱら予防線の敷設に余念がないようだ。
Max Mosley (C)RedBull Racing
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今回のスキャンダルには2つの問題点があると言われるが、その一つは高級売春婦を相手としたセックス・スキャンダル。
しかしこれはあくまでも『個人の嗜好』として黙認される可能性が高い。
しかしもう一つささやかれている『ナチ疑惑』のほうは厄介だ。
かつて大きなユダヤ問題を抱えたドイツのみならず、こうした性癖に関しては政治的な意味合いもあり強い嫌悪感を示すACN(各国のモータースポーツ権能団体)代表が多いからだ。
イギリスの『ニュース・オブ・ザ・ワールド』紙によれば、そのためFIAはこのナチ疑惑について信憑性があるかどうかを専門の弁護士を通して分析するよう指示したということだ。
モズレー会長もこうした動きを歓迎するとのコメントを発しているが、そもそもこれが自身の指示によるものであることは明白だろう。
この前代未聞の不祥事を審議するFIA総会は6月3日パリの本部で行われる。
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