ブリヂストン モナコGP決勝レースニュース
2008年F1世界選手権 モナコGP 決勝
Image (C)Williams F1
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2008 FIA Formula One World Championship 第6戦 モナコGP
開催場所: モンテカルロ 開催日: 5月22日 ~ 5月25日
FIA F1世界選手権第6戦モナコGP決勝レースはルイス・ハミルトン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)が優勝した。
ブリヂストンのウェットタイヤを装着して3番手グリッドからスタートしたハミルトンは、序盤のバリヤ接触後の緊急ピットストップで同ウェットタイヤに交換しレースを続行、終盤に履き替えたブリヂストンのドライ用グルーブタイヤのソフト・コンパウンドでレースをフィニッシュした。
今回は、ドライバーたちが変化し続ける天気やライバルと戦いながら激しくエキサイティングなバトルを繰り広げたレースだった。
サーキットには何度も小雨が降り、セイフティカー導入でレースは2回中断されている。
最終的には2時間ルールが適用され、予定の78周には2周足りない76周でレースは終わりを迎えた。
このレースではウェット、エキストリームウェット、ソフト、スーパーソフトの全種類のブリヂストン・タイヤが使われた。
レースで新コンパウンドのスーパーソフトのドライタイヤが使われたのは今回が初めて。
また、今シーズン初めてソフト寄りのウェットタイヤが使われた。
ハミルトンは2位のBMWザウバーF1チームのロバート・クビサに3秒の差をつけてフィニッシュ、フィリペ・マッサ(スクーデリア・フェラーリ・マルボロ)がさらに1.7秒遅れて3位。
マーク・ウェバー(レッドブル・レーシング)が4位、セバスチャン・ベッテル(トロロッソ)が5位。6位はルーベンス・バリチェロ(ホンダ・レーシングF1チーム)、7位は中嶋一貴、ヘイッキ・コヴァライネン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)が8位でポイントを獲得した。
難しいコンディションだった今回のレースでは数々のアクシデントが発生したが、タイヤに関するトラブルの報告はない。
74周目にキミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ・マルボロ)がスーパーソフトのドライタイヤでレースの最速ラップタイムを記録している。
現在、38ポイントのハミルトンが35ポイントのライコネンをリード。
マッサが34ポイントで3位につけている。
コンストラクターズ・チャンピオンシップでは69ポイントのフェラーリがリードを続けている。
53ポイントのマクラーレンが2位に浮上、52ポイントのBMWザウバーが3位に続く。
次のF1グランプリは6月6日-8日にモントリオールで開催されるグランプリ・デュ・カナダ。
モナコ同様、ブリヂストンのソフト及びスーパーソフト・コンパウンドのポテンザタイヤが使われる予定だ。
浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長
「難しいレースで優勝を果たしたルイス・ハミルトンにお祝いを申し上げます。
ハミルトンは辛抱強くコンディションの変化に耐え、ウェットとドライの両方のコースで強力なペースを見せていました。
今日は全てのタイヤのデータを得ることができましたが、正しいコンディションで使われている時にはそれぞれのタイヤが高い性能を発揮していました。
タイヤのパフォーマンスにはとても満足しています。
状況が常に変化するコンディションの中、確かに、ドライバーがコンディションに合った正しいタイヤを選択していないケースもありましたが、これがレースをエキサイティングにしていました。
天候により、新しいスーパーソフト・コンパウンドの性能が十分発揮されるまでのラバーがコースには乗りませんでしたが、モントリオールでは本来の性能を発揮してくれるでしょう」
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
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