トヨタ ポールリカールテストの模様(5/14)
F1第6戦モナコGPへ向けて ポールリカール合同テスト開始
初日はティモ・グロックがテストを行う
ドライバー:ティモ・グロック
コース距離:3.593kms
パナソニック・トヨタ・レーシングは、次にモンテカルロとモントリオールで開催されるグランプリに備えて、フランス南部で3日間のテストプログラムをスタートした。
モナコとカナダでは全く異なった車のセットアップが要求され、モナコ公国のコースは高いダウンフォースの空力パッケージとともに優れたトラクションを必要とする。
ポールリカールでは様々な形態のコースの設定が可能で、各チームはモナコとカナダ両方のサーキットのためのテストが行える。
今日重点を置いたのはモナコのほうで、ティモ・グロックがテストを担当し、モナコ仕様のブリヂストン・ポテンザ・タイヤのテストを開始するとともに、様々なセットアップと空力の設定を試した。
Timo Glock (C)Panasonic Toyota Racing
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ティモ・グロック : TF108-04
ベストラップタイム:1分6秒936
順位:8位
周回数:93
「午前のセッションは順調に運んだ。
そして午後には、コースコンディションがとても良くなったんだ。
今日はモナコの準備のための通常のテストだった。
たった一つの問題は、ランチタイムに大きな変更を行ったんだけれど、予想するより長くかかってしまいコース走行の時間に食い込んでしまったことだ。
あんなに高いダウンフォース設定の車を走らせたのは今回が初めてだった。
それに関してはとても満足だったけれど、われわれはまだトラクションを改善するためにもう少し努力する必要がある。
けれど全体的には、車はかなり調子が良かったよ」
ゲルト・プファイファー :テスト・チーム・マネージャー
「今日のテストはモナコのための基準値を確立するための作業であった。
われわれは異なる空力仕様、ウィングで比較を行った。
ローンチシステムなど作業も行ったし、もちろん、よりソフトなモナコ仕様のタイヤテストも実施した。
それは、バルセロナとイスタンブールのレースで使用したハードコンパウンドとミディアムコンパウンドとは全く異なっている。
ここポールリカールではモナコのグリップレベルと風向はシミュレーションできなくても、モナコのタイトなシケインとヘアピンを想定したテストを実施することは可能だ」
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