マクラーレンのピット降格は理事会の制裁?
2007年のコンストラクターズ・ランキング最下位であるにもかかわらず、開幕2戦いずれも5位相当のピットガレージを得てきたマクラーレン・チームだが、今週のバーレーンGPではすでに主催者から一番端のピット位置になることを宣言されている。
McLaren Team Pit Gantry (C)McLaren Group
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ドイツの『ビルト』紙はこれについて、「FIA理事会による非公式な制裁である」との見方を示している。
それによれば、端に位置すべきマクラーレンのピットがこれまで5番手になったのはそもそもFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏による取り引きだと理解されている。
しかしFIAの理事会では、ガレージの位置配分は本来FIAがコントロールすべきものであって、F1の商業面を仕切るFOMが口を出すことではない、との反発があるのだという。
このため、今回バーレーンGPの主催者に指示し、マクラーレンを一番端の位置に戻させたのだということだ。
しかしバーレーンのような近代サーキットではさして問題はないとしても、バルセロナやシルバーストーン、サンパウロのようなタイプのサーキットでは端のピットは大きなハンディになりかねないとみられている。
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