ブリヂストン スペインGP事前ニュース
Nelson Angelo Piquet (C)Renault F1 UK
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2008年F1世界選手権スペイン GPの展望
4月27日にカタルーニャ・サーキットで開催されるスペインGPから、ヨーロッパ・ラウンドが始まります。
ブリヂストンポテンザレーシングタイヤは、バルセロナの厳しいサーキットに、ハードとミディアムで挑みます。
カタルーニャ・サーキット (全長 4.66km)は、シーズン前のテストが実施されることが多く、各チームともコースを熟知しています。
コースには1本の長いストレートと多種多様なコーナーが混在し、セットアップには戦略が必要です。
以前のカタルーニャ・サーキットはグリップダウンとグレイニング(ささくれ摩耗 )が多く発生するコースでしたが、最近のレイアウト変更によって状況は改善しました。
しかし、まだ路面は粗いため、ブリヂストンポテンザレーシングタイヤのなかで最も硬いコンパウンドを使用します。
コンパウンドが硬くなるほどハンドリングの安定性は増しますが、1周を通じて左フロントタイヤに大きな負荷がかかるチャレンジングなサーキットです。
昨年のグランプリ以後、多くの縁石が変更され路面も再舗装されました。
昨年のスペインGP勝者はフェリペ・マッサ (フェラーリ )です。
ポールポジションからスタートしたマッサは、「ミディアム ミディアム‐ハード」のタイヤ戦略で優勝しました。
他のサーキットと同様に、チームはストレートでのドラッグ (空気抵抗 )を低く抑えながら、コーナーで十分なダウンフォースを得られるように、セッティングを調整することが大きな課題です。
カタルーニャ・サーキットには多くのコーナーがあるので、コーナーリング重視になりますが、コーナーのダウンフォースばかりを意識すると、スピードを上げた時のタイヤに大きな負荷が掛かります。
浜島裕英㈱ブリヂストンMS・MCタイヤ開発本部長のコメント
「バルセロナは、ブリヂストン、チーム、ドライバーの全員がよく知っているコースです。
しかし、慣れているコースであっても、決して簡単なサーキットではないので油断は禁物です。
今回はパフォーマンスが最も安定している一番硬いタイヤを用意しました。
バルセロナの路面の粗さは中程度ですが、耐久性とドライバーの要求を考えると最も硬いタイヤが最適です。
このサーキットでは左フロントタイヤの負担が大きくなります。
全員が熟知したコースでアドバンテージを得ようとするため、チームとドライバーにとって厳しい戦いになります」
スペイン GPの豆知識:
バルセロナに送るタイヤ本数とスペック:2,200本(ウェット/エクストリームウェットタイヤ及びハードとミディアムドライタイヤ)
2007年ポールタイム:1分21秒421(F.マッサ、フェラーリ)
2007年レース最速ラップタイム:1分22秒680(F.マッサ、フェラーリ)
2007年トップ3:F.マッサ、L.ハミルトン、F.アロンソ
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
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