ホンダ バーレーンGPフリー走行の模様
第3戦 バーレーンGP 初日フリー走行
「初日はバトン11番手、バリチェロ16番手」
4月4日・金曜日(初日フリー走行) 天候:晴れ 気温:27~30度
第3戦バーレーンGPの初日午後のフリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは11番手、ルーベンス・バリチェロは16番手だった。
Honda Racing F1 Team 初日の展開:
例年なら、朝のうちから30度を超える暑さに見舞われるバーレーンだが、今年は比較的涼しい。
初日フリー走行は、気温28度、路面温度37度、微風快晴というコンディションで始まった。
初日のバーレーンは、細かい砂が積もってコース上の汚れがひどい。
2台が本格的に周回に出たのは、1時間半のセッションが残り30分となってからだった。
バトンは16周を走って18番手、バリチェロは12周で19番手だった。
午後になると、気温30度、路面温度41度まで上がった。
2回目フリー走行では、Honda勢は最初から積極的に周回を重ねる。
序盤は、ハード側のプライムタイヤで、バトン9番手、バリチェロ10番手のタイムを出す。
その後は、ソフト側のオプションタイヤに履き替え、ロングランに専念。
バトンは33周、バリチェロは35周をこなし、11番手、16番手で初日を終えた。
Bahrain Circuit (C)Honda Racing
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■ジェンソン・バトン
1回目フリー走行 18番手 1分34秒915
2回目フリー走行 11番手 1分33秒710
Q.風がとても強かったが、トラックコンディションはどうだったか?
A.ここ数日かけて大量の砂がレーシングライン上に吹き込んでいたため、午前の路面は本当に汚れていた。
僕らはコンディションが回復するまで、最初のセッションの前半には走行せずに様子を見守り、午後のセッションで距離を稼いだ。
午後のセッションで何人かのドライバーが出て行った後に路面はとてもきれいになり、それからずっとコンディションがよかった。
Q.今日の走行結果から、週末をどう期待しているか?
A.今日はいいテストができ、タイヤ比較でいくつかの価値ある結果を得た。
これが、この週末に向けたいいベースとなるだろう。
まだいくらかセットアップ作業が残っているし、バランスも改善しなければならないが、全体としていいスタートだった。
今週末は予選でトップ10に入りたい。
厳しい挑戦で、ライバルのパフォーマンスについては明日の午前にならなければわからないが、僕らはきっとうまくやれると思う。
■ルーベンス・バリチェロ
1回目フリー走行 19番手 1分35秒174
2回目フリー走行 16番手 1分33秒966
Q.高温でのレースが続いているが、3戦目となるバーレーンGPを迎えた感想は?
A.シーズン最初のオーストラリアGPとマレーシアGPの2戦がとても暑かったから、ここの天候にはしっかりと順応できている。
ここは高温だが乾いているから、それほどドライバーにとって体力的な負担とはならない。
僕自身の健康状態のことを言えば、気分は悪くないし、たった1ヶ月で3戦をこなすのは、最高のトレーニングになる。
ここ2戦でマシンの信頼性が示されているから、こういった天候下でのマシンオペレーションはまったく心配していない。
Q.今日のセットアップで最大のチャレンジは何だったか?
A.僕が今日一番の取り組んだことは、ブレーキワークだ。
2回のセッションの大半を、これに費やした。
僕らの目標は、マシンセットアップを通じ、高次元でブレーキを使うために、このサーキットが要求するレベルを明確にすることだった。
残念ながら、セッションの終わりになってもまだ課題が残り、新品タイヤではブレーキに確信が持てず、タイムをロスした。
明日もこの作業を続ける。
■スティーブ・クラーク Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア
Q.砂と風は、ここバーレーンでの走行をどの程度困難にしているのか?
A.フリー走行1回目の始めは、ほとんどグリップがなかった。
これは予想していたことであり、われわれのプログラムでは、最初のセッションには基本的な作業しか予定していなかった。
ここのグリップレベルの回復は早く、2回目のセッションはわれわれにとって非常に実りあるものだった。
とても細かくほこりっぽい砂が、内部コンポーネントにダメージを与える可能性があり、特にエンジンにとっては危険だ。
予選とレースでは、強風の予報が出ている。
これによってトップスピードやコーナーでのパフォーマンスに影響が出るだろう。
このことを計算に入れ、ギアレシオや空力のセットアップを決定する必要がある。
Q.今回のバーレーンGPにはどんなことが期待できそうか?
A.今日のフリー走行はとてもうまくいき、2台ともがレースに向けたセットアップ作業を行った。
予選ではトップ10に入る可能性もあると言える。
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