ホンダ スペインGPフリー走行の模様(4/25)
第4戦 スペインGP 初日フリー走行
「スペインGP初日午後、バトン15番手、バリチェロ17番手」
4月25日・金曜日(初日フリー走行) 天候:晴れ 気温:18~25度
第4戦スペインGPの初日フリー走行で、午後、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロは、ロングラン中心に走行を行い、それぞれ15番手、17番手のタイムだった。
Honda Racing F1 Team 初日の展開:
ヨーロッパラウンド開幕戦となるスペインGP午前中のフリー走行では、多くのチームが新パッケージのマシンを走らせた。
Hondaもノーズに搭載されたウィングをはじめ、随所に改良を加えている。
これでトップとの差がどこまで縮まるか注目するのも、今週末の見どころのひとつだ。
快晴の下行われた1回目フリー走行は、路面温度が上がり、ラバーが乗るのを待って、走行を開始した。
このセッションで、バトンは10番手、バリチェロは18番手だった。
午後は快晴、微風、気温24度、路面温度35度というコンディションで始まった。
Hondaの2台はロングランを中心に、2種類のタイヤ比較をこなす。
バトンは34周を走って、15番手。バリチェロは31周で、17番手だった。
Jenson Button (C)Honda Racing
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■ジェンソン・バトン
1回目フリー走行 10番手 1分22秒632
2回目フリー走行 15番手 1分23秒263
Q.今日のプログラムの狙いは?
A.先週のテストでは天候が悪くて走行できなかったから、今日のセッションはとても重要だった。
だから、新しいスペックを搭載したマシンで周回を重ねることができ良かった。
バランスが難しくてまだベストのセットアップを見つけられてはいないが、明日は良くなる自信がある。
Q.今週末、期待することは?
A.先週のテストが終わってから、僕らは予選の最終セッション(Q3)に残り、トップ10に入ることを期待している。
バーレーンではこれができた。今回はマシンに改良が施されているので、バーレーンに続き、トップ10内に入れるだけの大きな進化に期待したい。
■ルーベンス・バリチェロ
1回目フリー走行 18番手 1分23秒353
2回目フリー走行 17番手 1分23秒415
Q.今日のセットアップで、主な課題は何だったのか?
A.今日はタフな一日だったが、一番の目標は、マシンが先週のテストと同じようなフィーリングになるよう調整することだった。
しかし、マシンのバランスやフィーリングが全く変わっていて、テストでのイメージを再び取り戻すために、セットアップ作業をかなり懸命にやる必要があった。
Q.予選とレースに向けて、どうすればチームは前進できるか?
A.問題がどこにあるのかを明確にするため、今夜はかなりのデータ分析作業が必要だ。
テスト後はとても自信があった。
マシンに改良を施したとはいえ、僕らの目標である予選Q3進出を果たすために、まだやるべきことがある。厳しい状況だが、不可能ではない。
■スティーブ・クラーク Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア
Q.テストで試したアップデートキットは、実際レーストラックで走行し、どう反映されたか?
A.われわれは先週ここで新しいパッケージをテストし、それを今回のレースに持ち込んだ。
テスト終盤と比べると、今日のトラックコンディションはまったく異なっていた。
これからのわれわれの作業は、予選とレースに向けてマシンを調節し、良いバランスを見つけることだ。
われわれが本当に前進できているのかは、明日の予選までわからない。
そのときに、ライバルの前にいることができたかどうかが、はっきりするだろう。
Q.明日、明後日の最大の課題は何か?
A.いつもと同様に、予選と決勝に向けて、マシンからベストを引き出すことが一番の目標だ。
ここバルセロナではよくテストを行っているが、トラックコンディションや天候が変わるため、ラップタイム向上には良いバランスを見つけることが極めて重要だ。
これまでのところわれわれは確実に進歩しているが、今シーズン、他のチームとの差が接近しているため、予選第1セッションを通過するだけでも最大限に集中しなければならない。
われわれの目標は、2台ともトップ10に入ることだ。
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