フェラーリ・チーム新代表、「全体を考えると複雑」
ジャン・トッド氏のあと、今季から名門フェラーリ・チームを束ねることになったステファーノ・ドメニカリ新代表は今季初優勝を飾ったマレーシアGPについて、「全体を考えると複雑」と、振り返った。
Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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「オーストラリアではひどい結果に終わったから、もちろんここでは挽回することを望んでいた。
その意味で、ライコネンがここで優勝してくれたことは喜ばしいことだが、これですべての状況が改善された訳ではない。
われわれにとって最高なのはすべてのレースで18ポイントを獲得すること(1-2勝利)にあるのだし……」
また同氏はさらに「フェラーリの責任者としては、カスタマー・エンジンについても責任がある。
われわれのエンジンの供給を受けているマシンにトラブルが相次いだことには憂慮の念を持っていると言わざるを得ない。
しかしこれらは今後直ちに対策が講じられることだろう」と、語った。
原因がすべてエンジンにある訳ではないが、今回リタイヤした5台のうち、実に4台がフェラーリ・エンジン搭載車だった。
(フェラーリ1台、フォース・インディア1台、トロ・ロッソ2台)
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