ブリヂストン オーストラリアGP公式予選ニュース
Image (C)McLaren Group
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2008年 F1世界選手権 オーストラリアGP 予選
F1公式サプライヤーのブリヂストンが供給するポテンザのソフト・コンパウンドで1分26秒714のタイムを記録したルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)が、シーズン開幕戦である今週末のINGオーストラリアGPのポールポジションを獲得した。
予選第2セッションでもこの日の最速ラップタイムを記録したハミルトンは、2位のロバート・クビサ(BMWザウバー)に対し僅か0.1秒を少し上回るタイム差で明日の決勝の先頭グリッドを獲得。
明日、グリッド2列目に並ぶのは3番手のヘイッキ・コヴァライネン(マクラーレン・メルセデス)と4番手のフィリペ・マッサ(フェラーリ)。
メルボルンの接戦ぶりを反映し、トップ10には7チームが入った。
しかしながら、世界チャンピオンのキミ・ライコネン(フェラーリ)はメカニカルトラブルで予選第2セッション進出を果たせず、トップ10からもれた。
2回のチャンピオンに輝くフェルナンド・アロンソもトップ10入りを果たせず、予選12位に終わっている。
予選第2セッション終了9分前にはマーク・ウェバー(レッドブル)がスピンしてグラベルに突っ込み、レッドフラッグにより予選が一時中断された。
午前中のフリー走行では、セッション終了直前にクビサが1分25秒613を叩き出し、2位のチームメイトのニック・ハイドフェルドに対し、0.3秒以上の差をつけた1位だった。
金曜日よりは気温が低かったが、今日も快晴の青空だった。
昨年と異なる今年の重要なポイントは、予選第3セッションに進出したドライバーは明日のレースまで燃料補給が許されないという点だ。
チームは、昨年とは異なる戦略でレースに挑むことになる。
浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長
「2008年初のポールポジションを勝ち取ったルイス・ハミルトン、おめでとうございます。
今年は予選フォーマットが変更になり、第1セッションが忙しく激しい戦いになるという興味深い1日でした。
ポールポジションのタイムを記録したのはソフト・コンパウンドのブリヂストン・ポテンザタイヤでした。
今日は昨日よりもグレーニングが少なく、このタイヤが高い性能を発揮しました。
今日はミディアム・コンパウンドも良い性能を発揮していましたので、明日のレースは各チームにとっては多くの戦略的チャンスがあると思います。
燃料搭載量も異なりますし、本来の想定ポジションとは異なる予選結果だったドライバーもいると思いますので、戦略が明日のレースのカギとなるでしょう。
レースまでにチームの皆さんも色々と考えて準備されることと思います。
コースコンディションが今日よりも良くなると仮定すれば、明日はもっとタイムが伸びていくでしょう」
参考データ(フリー走行/予選)
合計走行周回数: 623周
1台あたりの平均周回数: 28周
最多走行周回数: 38周(ニコ・ロズベルグ)
最速ラップタイム: 1分25秒187(予選第2セッション、ハミルトン)
コンパウンド: ミディアム/ソフト
2007年オーストラリアGP
2007年シーズン開幕戦は、キミ・ライコネン(フェラーリ)が2位のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・メルセデス)に7.2秒の差をつけて優勝。3位はこのレースでF1デビューを飾ったルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)。
ライコネンはミディアム・ミディアム・ソフトのタイヤ戦略で優勝を果たした。
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
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