ブリヂストン マレーシアGP決勝レースニュース
Image (C)McLaren Group
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2008 FIA Formula One World Championship 第2戦 マレーシアGP
開催場所: クアラルンプール 開催日: 3月21日 ~ 3月23日
2008年 F1世界選手権 マレーシアGP 決勝
ブリヂストン・ポテンザタイヤを装着してハード・ハード・ミディアムのタイヤ戦略で戦ったキミ・ライコネン(フェラーリ)が、セパンで開催されたFIA F1世界選手権第2戦ペトロナス・マレーシアGPで優勝を果たした。
ライコネンとともに表彰台に並んだのは、これまでの最高成績である2位完走を達成したBMWザウバーのロバート・クビサ。
ライコネンに約20秒遅れてのフィニッシュだった。
3位はヘイッキ・コヴァライネン(マクラーレン・メルセデス)、4位は、5位のルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)の終盤の激しい追い上げを抑えきったヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)だった。
6位はブリヂストンのミディアム・コンパウンドで55周目に1分35秒366のレースの最速ラップタイムを記録したニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)。
7位のマーク・ウェバー(レッドブル)は、8位のフェルナンド・アロンソ(ルノー)のレース終盤の追い上げを抑えての完走だった。
マレーシアではバラエティーに富んだタイヤ戦略が使われた。
レースを完走したドライバーの全員が燃料補給やタイヤ交換のために2回のピットストップを行っているが、2種類のコンパウンドを使う順番はそれぞれのドライバーのパフォーマンスや好みによって異なった。
気温が急上昇したにも関わらず、どちらのコンパウンドのタイヤも力強いパフォーマンスを発揮した。
この季節特有の雨が降る怖れもあったが、最終的には雨は降らず、ブリヂストンのウェット及びエキストリームウェット・タイヤは今回のレースでは使われなかった。
14ポイントのハミルトンがドライバーズ・チャンピオンシップ1位をキープ、2位は11ポイントのライコネン。コンストラクターズ・チャンピオンシップをリードするのは24ポイントのマクラーレン・メルセデス、2位は19ポイントのBMWザウバーが続く。
次回のF1グランプリは、4月4日から6日までバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されるガルフエアバーレーンGP。
ブリヂストンのミディアム及びソフトのポテンザタイヤが使われる予定だ。
浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長
「今回も気温の高いレースでしたが、今回もタイヤは非常に優れたパフォーマンスを発揮しました。
今日は、特にフロントタイヤの摩耗という点でとても興味深いレースでした。
バランスの良いクルマはタイヤの磨耗外観はきれいでしたが、バランスがそれほど好ましくないクルマにはかなりのグレーニングが見られました。
再舗装されたこのサーキットでは、クルマのバランスが非常に明確に表れました。
以前よりも厳しいコースになっていたために、昨年とは異なる様々なタイヤ戦略が使われました。
ドライバーによって戦略も様々で、興味深い戦略的なレースになりました。
戦略で成功を収めたフェラーリとキミ・ライコネンにお祝い申し上げます。
タイヤの性能を最大限に引き出すことが出来ていたと思います。
また、ロバート・クビサとBMWザウバーも大変素晴らしかったと思います。
最大限に近いタイヤのポテンシャルを引き出していたと思います」
提供:ブリヂストン・モータースポーツ
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