バルセロナ・サーキット、「再発防止に全力尽くす」
先日行われたバルセロナ合同テストの際、一部の心ないファンからルイス・ハミルトンに対して人種差別的発言が浴びせられたことについて、同サーキットでは「再発防止に全力を尽くす」と、総力を挙げて対応に努力することを確約した。
Lewis Hamilton (C)McLaren Group
拡大します
これはバルセロナ・サーキットのロマン・パドレラス代表がスペインの『AS』紙に語ったもので、「不当な行為に及んだ観客に対し、われわれは直ちに彼らをスタンドから追い出すと共に、マクラーレン・チームのガレージに面するテラスのシャッターを閉めて対応し、問題はすぐに鎮静化された。
10人か15人の不心得者がいたことはたいへん残念なことに思うが、3日間トータルで5万5千人もの観客が訪れた中のホンの一部ということではある。
今後は(スペインの)モータースポーツ当局の指示を仰ぐことになるが、われわれはもう同じことが繰り返される心配はないと信じている」と、説明している。
FIA(国際自動車連盟)では、場合によってはスペインGP開催権の剥奪も示唆していて、同サーキットとしては決して穏やかではない状況に追い込まれていると言える。
| 固定リンク