トロ・ロッソ、「会心のGPシミュレーション」
バルセロナ合同テスト2日目、2008年シーズン大本命の一角であるマクラーレン勢を抑えてみごとトップタイムを記録したのはなんと伏兵(?)トロ・ロッソの2台だった。
Pitstop Scene (C)Scuderia Toro Rosso
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セバスチャン・ベッテル(20歳:ドイツ)、セバスチャン・ボーデ(28歳:フランス)二人のドライバーはいずれもこの日予選シミュレーションにトライしたということで、軽い燃料にフレッシュ・タイヤを装着してアック、揃って会心のタイムを記録してみせた。
シーズン前のこの時期のテストでは、スポンサーにアピールするためとかでしばしばこうした椿事は発生することがあるが、それにしても昨年のスペインGP公式予選で記録した同じマシンでのタイムが1'22.508であったことを考えれば、これを1秒近く上廻ったこの日のタイムはみごとなものだったと認めざるを得ないだろう。
なお同チームのスポークスマンによれば、「今日は初めてグランプリ・ウィークのシミュレーションを行っただけ。
予選アタックだけでなくピットストップなどすべてがうまくいった。
全員にとって、とてもいい経験になったよ」と、涼しい顔だ。
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