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2008/02/21

トヨタ バルセロナテスト2日目の模様(2/20)

F1バルセロナ合同テスト2日目 再び雨中でテスト続行
悪天候で限られた走行とはいえJ.トゥルーリとT.グロックがデータを収集

F1バルセロナ合同テスト2日目は、天候が思う様に回復せず、テストの内容は制限されることとなった。
昨日に引き続き、セッション開始前に雨に見舞われ、その後も断続的な降雨のために、テストの大部分はウェットコンディションで行われた。
2008年のテスト距離と使用タイヤの制限により、合同テストに参加したほとんどのチームが午前中の走行を行わず、パナソニック・トヨタ・レーシングも例外ではなかった。
しかし、午後にはコンディションも回復し、ヤルノ・トゥルーリが46周を走破し、セットアップと空力に関する作業を行った。
ティモ・グロックの走行時間は更に限られるものとなり、午前中に1周の初期チェック走行を行った後、午後は何度かの長いセットアップ走行をこなした。
明日の合同テスト3日目は、良い一日となることを期待し、ティモ・グロックがサードドライバーの小林可夢偉と共にテストを担当する予定。

Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
拡大します
ヤルノ・トゥルーリ:TF108/04
ベストラップ:1分32秒571 順位:8位 周回数:46周 走行距離:214.1km
「再びテストには厳しい一日となってしまったが、今日のような天候の下で“TF108”がどう機能するかを理解するためのデータを収集した。
良かった点としては、このようなコンディションにおいてタイヤを暖めるときの手段について学ぶことができたことが挙げられる。
私は来週のテストにまた参加することになるが、その時にはもっと良い天候になってくれることを願っている。
われわれにはこれからもやるべき多くの作業があるが、コンディションが標準的であれば、われわれの競争力は高いと感じている」

ティモ・グロック:TF108/01
ベストラップ:1分32秒407 順位:7位 周回数:33周 走行距離:153.6km
「午前中はテストから何らかの結果を得るにはあまりにコンディションが悪かったため、私の作業は半日だけとなってしまった。
午後は、ウェットコンディションで何度かの走行をこなした。
最初はヘビーウェットタイヤで、その後、スタンダードウェットタイヤへと交換した。
コンディションは大きく変わり、路面が乾いて行ったが、十分ではなかった。
そのため、結論を出すのは難しかったが、ドライコンディションでの作業において、どこに集中すれば良いのかを決定するのに役立つと思われる情報を見出すことができた。
われわれはどのように前進すべきかを導き出すために、まだ数日テストを行うことができるので、懸命な努力を続ける」

ディーター・ガス:レース&テスト・チーフ・エンジニア
「今日も天候に翻弄された一日であった。
タイヤの状況からも、可能であった走行距離は再び制限せざるを得なかった。
それでも午後は2台共に若干走行距離を重ねることができ、ヤルノ・トゥルーリは空力に関する作業を、ティモ・グロックはセットアップに専念した。
しかし、今日のような走行から得られたデータでの評価は難しい。
明日は天候が回復することを願っているが、路面が乾くのにどのくらいかかるのかを見極めなくてはならない」

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