クルサード、ウェットレースの危険性憂慮
ベテランF1ドライバーのデビッド・クルサード(36歳:イギリス)が、今シーズンからTRC(トラクション・コントロール・システム)がなくなることについてウェットレースでの危険性を指摘している。
2007 Japanese GP (C)Redbull Racing
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F1マシンはこれまで何年もTRC(トラクション・コントロール・システム)付きということで設計されてきている。
それが突然外された場合、とりわけウェット路面なんかで重大な結果を招きかねないよ。
安全のためにコーナリングスピードを落とすというのはいい考えだけど、でもウェットになったら想像外のことが起きるんだ。
こうしたことは、スチュワードの側から見ればあまり問題がないことのように見えるかも知れない。
でも実際にマシンに納まってレースをしている立場からは全然違うんだ。
問題があるのにそれを提起しなかったとしたら、それは愚か者ということさ」
多くの若いドライバーがTRCなしでも問題ないとしている中、あえて声を大にして叫ぶのはベテラン・ドライバーとしての責務か。
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