「ホイールカバーの効果 コンマ2秒」とザウバー首脳
F1マシンの『ホイールカバー』はいま多くのチームで採用されつつあるトレンドだが、その効果について『BMWザウバーF1』チームのウィリー・ランプ/テクニカル・ディレクターは「ラップあたり、0.2秒のメリットがある」と、独『ビルト』紙に語っている。
Wheelcover (C)Panasonic Toyota Racing
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「ホイールカバーは、まずブレーキの換気を最適なものにし、さらに空気抵抗を減少させることに効果がある。
結果、そのメリットは1周あたりコンマ2秒はあるのではないか。
しかしながら、これがフェラーリのもののコピーで、『スパイ疑惑』の新しいモデルになるということはないよ。
F1というのは他の技術産業とは違って、マシンがファクトリーから出てトラックに現れた瞬間からもう自分のアイデアにしておくことはできないんだ。
例えガレージを2メートルのフェンスで遮ったとしてもね。
だいたいグランプリではそんなことは許されないことだし……」
2006年シーズンの終わりにフェラーリがまず後部車輪に採用したこの新機軸は、その後マクラーレンやトヨタらが相次いで改良を加えた物を装着、急速に広がりつつある。
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