トヨタ・チーム会長、「思った以上に山は高かった」
トヨタ・チームの母体であるTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)の山科忠会長は2007年シーズンを振り返り、「思った以上に山は高かった」と、述懐している。
冨田 務 & 山科 忠 (C)Panasonic Toyota Racing
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「自分たちが思っていた以上に頂上が高く、その頂点に立つにはさらに努力しないといけないということを痛切に感じた1年だった。
年初はセカンドグループの先頭につけ、徐々にトップの2チームに追いつこうという目標を掲げていたが、結果的にはそれは甘かった。
この厳しい世界でトップを狙うためには、われわれ自身がいままでの考え方を変え、違ったアプローチで臨まなければ頂点に立つことはできないということを再認識したシーズンだった」
長く実験畑に在籍、2006年からトヨタ・モータースポーツの担当となった山科氏は同年末にTMGの副会長に就任、今季シーズン途中には前任の冨田務氏から現在のポジションを引き継いでトヨタ・チームのトップに就いた。
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