FIA、『スパイ疑惑問題』終結へ
FIAのWMSC(世界モータースポーツ評議会)は、2月14日に予定されていたマクラーレン・チームに対する公聴会を中止することを発表した。
McLaren MP4-22 Nose (C)McLaren Group
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これは、もともと同チームの2008年マシンにフェラーリ・チームの機密情報が使われていないかをチェックするために行われるものだったが、先にマクラーレン側がこの事件に対して正式に謝罪する姿勢をみせたことから免除に至ったものとみられる。
マクラーレン・チームにとっては2007年シーズンに対して過酷なペナルティを受けた上、さらに2008年マシンについても実質開発ストップが継続されると2年続けて大きなダメージを負うことになりかねない様相だった。
これで今回の『スパイ疑惑事件』は終結に向かうことになるが、同様の嫌疑が掛けられながらもマクラーレンに対するものと実質ペナルティなしのルノーに対するものとの差は大きく、FIAの著しく不公平とみられる姿勢には再び非難の声が上がりそうだ。
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