ブルツ、「F1は非情なビジネスだった」
今季最終戦を前に引退表明、中嶋一貴にそのシートを譲ったウィリアムズ・チームのアレクサンドル・ブルツ(33歳)は、「F1は非情なビジネスの場だった」と、母国オーストリアの『ORF』で都合11年間に渡るF1生活を振り返った。
Alexander Wurz (C)Williams F1
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「F1というのはひどく政治的で、そして非情なビジネスの場だよ。
それは決してバラ色で居心地がいいという類のものではなかったね。
そもそも感傷なんていうのはF1ではお門違いのものなんだ。
僕にとってとりわけつらかったのは、ベネトンでのテストドライバー時代だったね。
あの頃は自分が不当に扱われていると感じて、幸せなものではなく、それが僕のパフォーマンスにも影響したと思うよ。
それでもデ・ラ・ロサやフィジケーラは僕にとって仲の良い友人だったし、ロズベルグともね」
ただし最終戦でのシート交代について、噂されるトヨタからの圧力等はなかったとしている。
通算69回の出走で、予選では5位が最高だったがレースでは所属した3チームすべてで3位入賞を果たしている。
(1997年ベネトン:イギリスGP、2005年マクラーレン:サンマリノGP、2007年ウィリアムズ:カナダGP)
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