トヨタ バルセロナテストの模様(11/14)
バルセロナ合同テスト2日目 J.トゥルーリが順調な走行
F.モンタニーは苦しみながらも2008年シーズンに向けたテストを続行
冬季オフシーズン初のテストとなる、F1バルセロナ合同テストは2日目を迎えた。
パナソニック・トヨタ・レーシングは、初日に引き続きヤルノ・トゥルーリとフランク・モンタニーがテストを担当。
ヤルノ・トゥルーリは再び2008年向けのパーツ評価とトラクションコントロール無しでの走行を行った。
フランク・モンタニーは2008年に使用されるスタンダードECUに関する作業を続行すると共に、更なるパーツの開発作業もこなした。
ヤルノ・トゥルーリは午前中にスピンからグラベルへのコースオフを喫したものの、セットアップの評価を行い、パフォーマンス面でも改善が見られるなど、有意義な進歩を成し遂げた。
フランク・モンタニーも第13コーナーで縁石に乗り上げてスピン。
フェンスに接触し、車体後部にダメージを負って赤旗中断の原因となってしまった。
しかしながら、チームは懸命な作業を行い、午後のセッションへ向けて走行の準備を整えた。
そしてスタンダードECUの問題を抱えながらもテストを再開し、チームにとって重要なデータを収集した。
Jarno Trulli (C)Panasonic Toyota Racing
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ヤルノ・トゥルーリ : TF107/03
ベストラップ:1分23秒465 順位:13位 周回数:54周 走行距離:251.37km
「私にとってはスムーズな一日だった。
再びトラクションコントロール無しでF1カーをテストすることを楽しめた。
非常に順調で有意義な一日だったと言える。
より速くなるためのいくつかの項目をテストした。
午前中、私はグラベルへとコースオフし、若干時間をロスしたが、それを除けば今日は最高の結果となった。
来シーズンへ向けた開発に関していくつかの良い、そして明確な手応えを得られ、非常に満足している」
フランク・モンタニー : TF107/06
ベストラップ:1分23秒977 順位:18位 周回数:45周 走行距離:209.475km
「実際のところ、私にとって今日はあまり良い一日ではなかった。
昨日は、完璧ではなかったものの非常に順調に見えたのだが、今日は路面のグリップが増加したことで、正しいセットアップを見出すのに苦しむことになってしまった。
タイヤの温度上昇についても問題を抱えており、午前中にスピンを喫してしまい、修復に2時間を要した。
その後はソフトウェアに関する問題により更に時間を失った。
2008年に向けて、いくつかの要素を加えて修正した“TF107”での走行ではあるが、もっと良くなることを予想していた。
残念だが、明日は改善出来ることを願っている」
パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「今日はとても充実した一日であった。
ヤルノ・トゥルーリの“TF107”はセットアップの比較作業を行い良い進歩を成し遂げた。
非常に励みになる結果であり、満足している。
フランク・モンタニーは2008年向けに開発されたパーツと新しいスタンダードECUに関する作業を今日も行った。
何度かの遅れもあり、彼は完全に満足したわけでは無かったようだが、われわれが理解するために助けとなるいくつかの情報を持ち帰ってくれた。更なる進歩を達成すべく、明日もプログラムを継続する」
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