ハミルトン、「トロフィー本物が欲しい!」
イギリスの『デイリー・ミラー』紙が伝えるところによれば、マクラーレン・チームのルイス・ハミルトン(22歳:イギリス)は、チームに対して自身が獲得したトロフィーについて「本物が欲しい」と、例のない申し入れをロン・デニス代表に行なっているということだ。
McLaren Trophies Display (C)McLaren Group
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これまでマクラーレンでは、チームの慣例としてすべての獲得トロフィーは本物をチームで保管。
ドライバーに対してはチームがその複製を造り、渡すことを慣例としてきた。
それは例えばアイルトン・セナやアラン・プロスト、ニキ・ラウダやミカ・ハッキネンといった大物ドライバーであっても決して例外ではない。
しかしながらハミルトンは、自身の初優勝(カナダGP)の時のトロフィー、そして近く獲得するであろう初ドライバーズ・チャンピオンのトロフィーについて、本物を得たいと希望しているという。
なお、これまでそのすべてをチームが保管してきたマクラーレンにおいて、唯一(唯二)欠けてしまっているのが1984年ドイツGP、そして1989年イタリアGPの優勝トロフィー。
これらはいずれもアラン・プロストが獲得したものだが、ドイツのものはその後盗難に遭い、またイタリアのものはレース後の混乱の中、群衆によって持ち去られてしまったという。
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